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村上虹郎、赤髪&ラスト再撮影など裏話明かす 「春なれや」アンコール上映

2017年10月14日 15:35

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高座の座布団に座ってのトークショー
高座の座布団に座ってのトークショー

[映画.com ニュース] 9月にユーロスペースの2週間レイトショー動員記録を作った映画監督外山文治短編作品集「春なれや」「わさび」のアンコール上映が10月14日、東京・渋谷のユーロライブで行われ、「春なれや」に出演した村上虹郎と外山監督がトークショーを行った。

午後に落語映画のイベントを控えているという事情もあり、村上と外山監督は舞台上に設置された高座の座布団に座ってのトークショーという珍しいスタイル。自身で配給・宣伝まで手掛けた外山監督は「ここまでお客さんが入ったのは、(『わさび』主演の)芳根京子ちゃん、虹郎くんのおかげ。SNSで宣伝してくれた。なのに、こんな状態(のトークショー)でごめん」と笑う。

春なれや」は、熊本県菊池市を舞台に“ソメイヨシノは60年以上、咲くことが出来ない”という話の真偽を確かめるため、若き日に学校の庭に植えたソメイヨシノを見に行こうとする老女(吉行)と、彼女を案内する若者(村上)の物語。村上は「撮影は去年の春で、19歳。実は、髪の毛がまっかっかだった。(撮影では)頑張って黒く染めているんだけど、スプレーで塗っているんで、ところどころバレている」と明かした。赤い髪は役作りではなく、プライベートで面白がって染めたのだという。外山監督は「赤も面白いとは思ったけども。サクラより目立っちゃうな、と思って……」と説明した。

村上は、共演の吉行については「チャーミングな方ですよね。基本的には無口なので、何を考えているのは分からないんですけど、楽しそうにしていましたね。地味に3回共演しているんです」というと、外山監督は「吉行さんは、虹郎君のことがすごく好きですよ。吉行さんが主演した監督デビュー作の『燦燦 さんさん』は自分がまったく無名で、脚本はオリジナルと(製作・興行の)ハードルが高かった。吉行さんが出てくれたおかげ。もう1回撮りたいという思いを叶えるために『春なれや』を撮ったんです」と話した。

司会を担当した女優でタレントの小沢まゆから撮影秘話を聞かれると、村上は「最後のサクラのシーンは、丸々撮り直しましたね。吉行さんがベストを重ね着していなかったことに気が付かなかったんです。でも、見る側は気づかない。僕だったら、絶対。(撮影後にすぐに発覚したので)もしかしたら、再撮影があるかもとは思っていました」と暴露。外山監督は「『消耗される作品ではない。作り手の意地です』と言って、撮らせてもらった。ここだけは埼玉だったので、助かった」と振り返った。

9月は主演作の「二度めの夏、二度と会えない君」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」、所属するディケイドの設立25周年記念作「エイミー・セッド」と計4つの映画が公開される人気の虹郎だが、「たまたま全部重なったんですけどね」と謙遜。外山監督は「売れるべくして売れたんだと思う。本人が個性的で、とらえどころのない感じもある。僕の俳優の基準は、ずっとモニターを見ていたいか、どうか。(いい俳優を見ると)カットをかけたくないんです。虹郎はツンデレ。猫みたい。呼んでもこないような感じだけど、作品の中に来てくれる」と評した。

最後に、外山監督が「名古屋、大阪での年内の公開が決まりました」と報告すると、村上は「もっと地方に行きましょう」と後押し。観客からは拍手が起こっていた。映画は15日も同館で上映される。

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