藤原竜也「22年目の告白」DVD発売イベントに「断れない男だから」登壇
2017年10月5日 16:30

[映画.com ニュース] 藤原竜也と伊藤英明がダブル主演したクライムサスペンス映画「22年目の告白 私が殺人犯です」のブルーレイ&DVD発売記念イベントが10月5日、東京・代官山蔦屋書店で行われた。メガホンをとった入江悠監督、プロデューサーの北島直明氏がトークショーに出席し、撮影の裏話を語った。
残忍な手口で5人が殺害された事件発生から22年後、犯人を名乗る曽根崎(藤原)が記者会見を開いたことをきっかけに起こる社会的混乱を描き、興行収入約24億円という大ヒットを記録。脚本を37回も書き直ししたほか、徹底的にリアリティにこだわっただけに、北島氏は「ニュース番組のセットは、撮影3日間で8000万円かかっています」と告白した。
イベント開始から20分ほど経過した段階で、MCの呼び込みで藤原がサプライズ登場し、会場は華やかな歓声で包まれた。「DVD発売イベントに主役が来ることは珍しい」と伝えられると、藤原は「僕は基本、断れない男ですから。今日は休みみたいなもんだから、『ぜひ行かせてください』と。暇なわけじゃないですよ!」と苦笑していた。
そして話題は、執念の刑事に扮した伊藤英明との初共演へ。「伊藤英明くんに現場をかき回してもらったね」と語る藤原は、ある別荘のシーンについて「2日間、朝から晩まで撮影していたんです」と切り出す。「1日目は僕と仲村トオルさんだけで、順調だった。2日目の早朝から伊藤くんがいらっしゃった。そうすると、朝7時からなぜか撮影が止まるんです(笑)」と嬉々として話し続け、入江監督も「悪ガキがこう、来たみたいにね(笑)。伊藤さんはフルにアイデアを溜め込んでいるから、こうしたらどうか、とすごいんですよ」と話していた。
さらに藤原は、入江監督と北島氏に目を向け「2人がひどい要求をしてくるんです。非常に危険なシーンでも、伊藤さんとトオルさんが『やるよ』と言うから僕も断れない」と恨み節。北島氏が「俺だって困ったよ。ナイフでやり取りするシーンでは、監督がカメラで見た時に、『ナイフの光り方が偽物。本物を使いたい』。使えるわけないから刃落とししているけど、やっぱり危ない。でも監督が『竜也さんたちがOK出したから、北島さんいいですよね?』」と吐露すると、入江監督は「あのときの空気はすごかった。トオルさんが食い気味に『いいよ』と言ってくれた」とけろりと明かしていた。
アクションでは伊藤に本気で投げられた事もあったそうで、藤原は「途中、伊藤くんに言ったんですよ。これは『龍が如く』の実写版ですか? と。そうしたら『そうだよ』って(笑)。それくらい毎日、鞭打ちになった」と語る。それでも、一切手を抜かないその姿勢に「素敵な男なんですよ」と敬意をにじませ、「みなさん、帰り際に『海猿』をレンタルするように」と呼びかけていた。「22年目の告白 私が殺人犯です」ブルーレイ&DVDは発売中。
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