山田涼介主演「鋼の錬金術師」本予告披露!原作・荒川弘から絶賛コメントも
2017年10月4日 08:00
[映画.com ニュース] 荒川弘氏の人気漫画を、「Hey! Say! JUMP」の山田涼介主演で実写映画化した「鋼の錬金術師」の本編が完成し、あわせて本予告がYouTube(https://youtu.be/9NRt4keIZZk)でお披露目された。原作の世界観を再現するイタリアの風景、約1年間に及ぶポストプロダクションを経て創出されたVFXの数々、そして胸を打つ兄弟愛の一端を見ることができる。
全世界累計発行部数7000万部を超える荒川氏の同名コミックを、「ピンポン」の曽利文彦監督が映画化。物質を変化させる“錬金術”が中心の世界を舞台に、失った母を生き返らせるため人体錬成の禁忌を犯したエド(山田)&アル兄弟が、絶大な力を秘めた賢者の石を求め旅する姿を描いた。
MISIAによる主題歌「君のそばにいるよ」にのせた予告編は、ヒロインのウィンリィ(本田翼)らメインキャラが勢ぞろいするほか、ホムンクルスのラスト(松雪泰子)、エンヴィー(本郷奏多)、グラトニー(内山信二)がエドたちに襲いかかる緊迫のシーンも。さらにアルが「この空っぽの身体で、何を信じればいいんだよ!」と、肉体を持たない自身の悲痛な思いをエドにぶつけ、ウィンリィがそんな姿に涙する模様も映し出されている。
完成にあたり、曽利監督は「この映画には描くべきテーマがありました。伝えたい絆がありました。笑ったり、泣いたり、驚いたりの連続ではありますが、ご覧いただいた後に皆様に何か少しでも心に残る者があればこの上ない喜びです」とコメントを寄せる。原作・荒川氏も「見た瞬間、『エドがいる!』って驚いて、冒頭からアクション全開で一気に世界観に引き込まれました。この物語を1本の映画にまとめるために大変苦労をされたと思いますが、原作への寄り添い方とずらし方が絶妙で原作ファンの皆さんにも『こう来たか! こう来たか!』って、全編飽きることなく、楽しんで頂けると思います」といい、「山田涼介くんが、エドが背負った罪を見事に表現されている。エドとアルの兄弟は、壮大な旅の中でどんな選択をするのか。エンドロールできっと、涙が溢れてくると思います。純粋に楽しかった。自分でマンガを描いておいて何ですが(笑)」と褒めちぎっている。
アニメ版でエドを演じた声優・朴ろ美は、「ここに新たな『鋼の錬金術師』が誕生した……と胸が震えるほどに、実写版としての魅力に溢れていました。あのエド、アル、ウィンリィが、『ハガレン』のキャラクターたちが間違いなくスクリーンの中にいました」と明かす。同じくアル役の声優・釘宮理恵は、「見終わった後の充実した気持ち、私の中にも本作への愛がしっかりある、という不思議な確信。色々な気持ちが溢れてきて、いつも応援して下さっている皆様と分かち合いたいな、と思いました」と感激の様子だ。
「鋼の錬金術師」は、12月1日から全国公開。なお10月25日から開幕する第30回東京国際映画祭では、オープニング作品として上映される。
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