「ブレードランナー 2049」につながる全3本の短編映像、ラスト1本が公開!
2017年10月3日 18:00
[映画.com ニュース] SF映画の金字塔「ブレードランナー」(1982)と続編「ブレードランナー 2049」をつなぐ短編作品(全3作)の1エピソード「2048 ノーウェア・トゥ・ラン」が、公開された。
2019年を舞台にした第1作と49年が舞台の最新作の間に起こった事件を描く短編シリーズは全3作あり、22年に起こった大規模停電事件のてん末を描くアニメ作品「ブレードランナー ブラックアウト2022」に続き、36年に起こったレプリカント禁止法の廃止の内幕に迫る「2036 ネクサス・ドーン」、48年が舞台の本作となる。36年にレプリカントの製造が再開されたことから、ロサンゼルス市警はレプリカントの処分を遂行する捜査官“ブレードランナー”の体制を強化。本映像では、レプリカントが再び追われる者として描かれている。
本映像では、「ブレードランナー 2049」にも登場するレプリカント、サッパーを主人公にした物語が展開。軍から逃げ出した旧型のレプリカントであるサッパーは、捜査の目におびえながらひっそりと暮らしていた。そんなサッパーが唯一心を開いているのが、露店を営む母娘。露天商の娘に本を贈るなど、おだやかに生きていたサッパーだったが、母娘を暴漢から救うために本来の戦闘力を解放してしまったことから、周囲におびえられ、再び逃亡生活に身を落とすこととなる。プロレスラー出身で、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「007 スペクター」など話題作に多数出演するデイブ・バウティスタが、悲しい運命を背負ったサッパーを哀愁たっぷりに演じている。
本映像ではそのほか、スモッグが垂れ込める町の様子やネオンが光る店、いたるところに確認できる怪しげな日本語、降りしきる雨といった第1作にも通じる世界観を楽しめる。映像の最後は、謎めいた男が電話をかけ、「あんたらが捜してるレプリカントを見つけた」と報告するシーンで幕を閉じる。電話の相手は誰なのか、サッパーがどのような役割を果たすのか、さまざまな憶測を呼ぶ内容となっている。
「ブレードランナー 2049」は、10月27日から全国公開。