宮沢りえ“ムーミン役”で12年ぶりに劇場版アニメの吹き替えに挑戦!
2017年9月30日 05:00

[映画.com ニュース] 1970年代に製作されたムーミンのパペット(人形)アニメーションの劇場版「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」の日本語吹き替え版キャストが発表され、女優の宮沢りえが主人公・ムーミントロールの声を担当することが決定。宮沢が劇場版アニメで吹き替えに挑戦するのは、川本喜八郎監督作「死者の書」以来12年ぶりとなる。また、声優の森川智之、朴ろ美の参加に加え、神田沙也加がナレーションを務めることがわかった。
今作は、78~82年にトーベ・ヤンソン監修の下、テレビシリーズとして製作されたパペット・アニメーションを再編集し、カラー補正などを加えた劇場版。2009年に公開された「劇場版ムーミン パペット・アニメーション ムーミン谷の夏まつり」、15年の「劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション」に続く、劇場版シリーズ第3弾となり、冬のムーミン谷を舞台に物語が紡がれた。
岸田今日子さん、高山みなみ、松たか子といった女優・声優陣によって息吹を注ぎ込まれてきた主人公・ムーミントロール。「ムーミンは子供の頃、絵本やアニメで楽しませていただいてました」という宮沢は、「芸術的な絵の色彩やムーミン谷の世界観にドキドキしましたし、キャラクターそれぞれが本当に生き生きしていて、ムーミンの正義感、勇気、おおらかさ、自由さに、心踊っていましたから、今回声という表現で、参加させていただく事をとても嬉しく思っています」と思いの丈を述べている。

そして「子供の頃人見知りだった私に母が『ねえムーミン、こっち向いて…』というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむ事がありました」と幼少期の記憶を蘇らせる。「それがとても好きだったし、大切な思い出です」と明かすと「夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんは勿論、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います」とコメントを寄せている。
「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」は、木の葉が舞い落ちる秋を迎えたムーミン谷が舞台。スナフキンとともに冬を満喫しようと考えていたムーミンは、まもなくやってくる“クリスマス”の存在を知り、不思議な冬の魔法を目撃して、驚きの体験をする。12月2日から全国で公開。
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