“悪徳P”吉沢悠が“監督”戸次重幸に無理難題!「エキストランド」予告&ポスター完成
2017年9月28日 18:00

[映画.com ニュース] 「神奈川芸術大学映像学科研究室」「東京ウィンドオーケストラ」の新鋭・坂下雄一郎監督がメガホンをとった、「エキストランド」の予告編とポスタービジュアルがお披露目された。主演・吉沢悠が演じるのは、映画製作に情熱を傾ける人々を利用しまくる悪徳プロデューサー・駒田恵太。予告編、ポスターともに、役に扮した吉沢の極悪ぶりが際立っている。
映画は、過去の大失敗から映画を撮れなくなったプロデューサー・駒田が、映画で地元を盛り上げたいと思っているえのき市の人々を騙し、自分の成功のためだけに製作を画策する。横暴な立ち居振る舞いのプロデューサーに対し、当初は言われるがままの市民だったが、クランクアップ当日に利用されていることに気づき、一矢報いようと前代未聞の計画を企てる。
「映画はみんなを笑顔にしてくれる、そう思っていますか?」という挑発的なコピーが添えられたポスタービジュアルには、本作の主要登場人物がズラリ。戸次重幸が演じるさえない映画監督・石井光太郎、前野朋哉扮するえのき市役所職員・内川譲二、「はんにゃ」の金田哲がコミカルに演じてみせた市民映画スタッフ・土田悟に加え、えのき市の市長やエキストラの市民、主演俳優や撮影クルーの姿が確認できる。また、抜群の存在感を放つ駒田のサングラスには“反乱”を起こしているようにも見える人々の姿が投影されている。
予告編は、フィルムコミッションを立ち上げた内川に招かれて、えのき市で撮影を進める駒田らの姿を映し出す。駒田は内川ら市民に対して「よく映画で東京のシーンが出てくるけど、あれって全部地方で撮っているんだよね。渋谷も六本木も銀座もぜーんぶ地方」と嘘八百を並べたて、やがてえのき市の街中を“渋谷”に見立てて撮影することを提案。100万円という超低予算でスタッフを指揮することになった石井は、どうにか撮影を進めていくが、目の前に広がる張りぼて感満載の“渋谷”を見て「やっぱり無理だ! これは渋谷じゃない!」と思わず叫びだしてしまう。
坂下監督と共同脚本を手がけたプロデューサー・田中雄之氏は「4年越しの企画である『エキストランド』が、ついに劇場公開となります。本作は是非劇場でご覧いただきたいという強い思いがありまして、DVDなどソフト化する予定は今の所ありません。自主配給のため至らない点もあるかと思いますが、少しでも多くの方に劇場へ足を運んでいただけることを願いつつ、全国各地での上映が叶うよう頑張りたいと思っております」とコメントを寄せている。
「エキストランド」は、11月11日から東京・渋谷ユーロスペース、長野・上田映劇、12月1日から北海道・ユナイテッド・シネマ札幌ほか全国順次公開。
(C)Koto Production Inc.
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