渡部陽一氏、チェ・ゲバラのひげがあこがれ「年を重ねてのばしていきたい」
2017年9月26日 20:20
キューバ革命の英雄チェ・ゲバラからファーストネームのエルネストを授かった日系ボリビア人フレディ前村の半生を描く実話に基づく物語。これまでに何度もキューバを訪れ、サンタクララにあるゲバラの霊びょうを参拝したこともある渡部氏は、「彼の生きざまはもちろん、フィルムの持っている影の美しさを際立たせ、自分が向き合った瞬間に“一撮入魂”でシャッターを切る。その魅力に学ぶことがたくさんあった」と、写真家としても知られたゲバラに影響を受けたことを熱っぽく語った。
実はトレードマークのひげもゲバラを意識している部分があるそうで、「はやし方にあこがれます。もみあげとつながるか分からないけれど、年を重ねて伸ばしていきたい」と意欲。そして、「僕には夢があります。世界中から戦争、紛争がなくなり、戦場カメラマンがいらなくなった時、学校カメラマンになりたいんです。世界中の子どもたちの表情を撮っていきたい。紛争が少しでも治まってくれることを、1人の日本人として祈っています」と力説した。
吉木は、渡部氏と初対面だったが、「ベレー帽に星がつけば完璧ですよ」と渡部氏の思いを後押し。ゲバラについては「教科書でなんとなくと、Tシャツのデザインなどファッション的なことでしか知らなかった」と苦笑いしたが、映画を見て、「いろいろと調べたら、戦闘が終わった後に味方だけではなく、敵軍も治療していたという素晴らしいエピソードがあって、国を超えて人を愛する人なんだと感動しました」としみじみ話していた。
「エルネスト」は10月6日から全国で公開される。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント