三瓶由布子&名塚佳織、劇場版「エウレカ」公開に歓喜「ただいま!」
2017年9月16日 12:00

[映画.com ニュース] 2005~06年に放送された人気テレビアニメを新たに劇場版として製作した3部作の第1弾「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」が9月16日、全国107館で公開された。声優キャストの三瓶由布子、名塚佳織、古谷徹、総監督の京田知己が、東京・新宿バルト9での舞台挨拶に立った。
アニメ「交響詩篇エウレカセブン」は、大災害から世界を救った英雄アドロック・サーストンの息子レントンが、空からやってきたLFO(巨大ロボット)・ニルヴァーシュに乗る少女エウレカと出会い、世界を知る旅を繰り広げる姿を描いた。新作劇場版となる今作は、テレビシリーズの物語を再構成し、新作映像と再撮影映像を交え、すべてのセリフも再構築。作中で言及されてきた過去の大事件「ファースト・サマー・オブ・ラブ」を初めて映像化し、新たな物語を紡ぎ出す。
テレビシリーズの誕生から12年。レントン役の三瓶は、開口一番「ただいま! そしてここからはじめまして」と客席に呼びかけ、喜びを爆発させる。「感無量という思いが強くて。テレビシリーズから12年ぶり、エウレカが新しい劇場作品となり、お届けすることできるのは、今日いらした皆さんやエウレカを愛してくださっている皆さんのおかげでございます」と熱く呼びかけた。
エウレカ役の名塚も、「ついに公開ということで、先週まで不安でしたが、これだけの皆さんが集まってくれたことが嬉しいです。やっとお届けすることができるという気持ちでいっぱいです」と感無量の面持ち。京田総監督は、「ここに至るまで紆余曲折があった作品。こうやってお届けできてよかった」と明かした。
今作は、レントンの父アドロックが初登場することでも話題を呼んでいる。アドロックを演じた古谷は、「重要な役を仰せつかさり、緊張しておりました。納得できる芝居ができたと自負しております」と胸を張る。古谷の熱演を目の当たりにしたという名塚は、「本当に素晴らしかったです。作品に対する思い、私たちが作ってきたものを大事にしてくださった。今、思い出しても鳥肌が立ちます」と最敬礼。三瓶も、「アドロックを見て涙が止まらなくて。アドロックと12年の時を経て会うことができた」と熱弁をふるった。
今作に続く、第2弾「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション2」は2018年、第3弾「ハイエボリューション3」は19年の公開を予定している。京田総監督は「ちょうど『2』を作り始めて、スタジオが稼働し始めたのですが、『2』は『1』以上にエウレカセブンらしいものをやろうと考えて作っています」と今後の展開を説明した。
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