「夏を満喫できなかったらぜひ僕の映画を」14歳のひと夏の冒険描く「50年後のボクたちは」監督インタビュー動画
2017年9月14日 17:00
[映画.com ニュース]「愛より強く」「ソウル・キッチン」のファティ・アキンの新作「50年後のボクたちは」が9月16日公開される。ドイツ国内で220万部以上を売り上げ、26カ国で翻訳されているベストセラー児童文学が原作の、14歳のひと夏の冒険を描いた青春映画だ。このほどアキン監督が作品を語るインタビュー動画を映画.comが入手した。
14歳のマイクは、家庭に問題があって居場所がなく、同級生からも変人扱いされている冴えない中学生。そんなある日、チックという少し風変わりな転校生がロシアからやって来る。クラスでも浮いた存在の2人は、夏休みに入り、無断借用したオンボロのディーゼル車に乗り、退屈な日常から飛び出し一生忘れられない旅に出る。
「スタンド・バイ・ミー」や「ブレックファスト・クラブ」といった成長物語が好きで、2011年に原作を読んで感銘を受け、読んでいる最中から映画化を熱望していたというアキン監督。インタビュー動画では、映画化までの道のりや、物語のテーマなどを語る。「この映画は夏そのもの太陽の光」といい、「楽しめて、リフレッシュできて、おかしくて『考えすぎず、まずはやってみようぜ』って教えてくれる。“JUST DO IT”そのナイキっぽさが好きです」と見どころを挙げ、「夏を満喫できなかったらぜひ僕の映画を」とPRしている。
「50年後のボクたちは」は、9月16日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開。