スティーブン・キング「IT」映画版、続編製作へ
2017年9月11日 11:00
[映画.com ニュース] 人気作家スティーブン・キングの傑作長編を映画化した「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」(9月8日全米公開)の続編が、早くも製作準備中であることがわかった。
1986年に発表された「IT」は、幼い頃に体験した得体の知れない恐怖(IT=それ)と再び対峙するべく、故郷の町に戻ってきた7人の主人公の姿を描いたホラー小説。90年にテレビのミニシリーズとして映像化されたことがあり、同シリーズでティム・カリーが演じたペニーワイズは、見る者すべてをピエロ恐怖症にさせるほどの強烈なインパクトをもたらした。
米ニューライン・シネマ製作の映画版は、ジェシカ・チャステイン主演のホラー「MAMA」を手がけたアンディ・ムスキエティ監督がメガホンをとり、スウェーデン出身の俳優ビル・スカルスガルドがペニーワイズ役で出演。原作では50年代だった舞台を映画では80年代に設定し、田舎町の子どもたちが遭遇する恐怖を描いている。米ハリウッド・レポーターによれば、同作に絶賛評が集まっていることを受け、ニューライン・シネマは執筆した脚本家ゲイリー・ドーベルマンと再契約。ムスキエティ監督もカムバックするものと見られている。続編は、子どもたちが大人になった現代の姿が描かれるようで、キャストについてはまだ明らかになっていない。
「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」は、11月3日から日本公開。