モーツァルトの名曲に秘められた愛憎劇を描く「プラハのモーツァルト」予告編が公開
2017年9月11日 17:00
[映画.com ニュース] 天才音楽家モーツァルトの生誕260年を記念して製作されたイギリスとチェコの合作映画「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」の予告編が、このほど公開された。
本作は、モーツァルトがオペラの名曲「ドン・ジョヴァンニ」をプラハで作曲したという史実から着想を得て、モーツァルト、美ぼうのオペラ歌手、悪名高い男爵による、愛と嫉妬と陰謀にまみれた三角関係を描く。1787年、プラハはオペラ「フィガロの結婚」の話題で持ちきりで、同作の楽曲を手がけたモーツァルトにも注目が集っていた。上流階級の名士から新作の作曲を依頼され、プラハにやってきたモーツァルトは、若手オペラ歌手・スザンナに出会い、その美貌に魅了される。スザンナもまた、妻帯者と知りながらモーツァルトの才能に惹かれていくが、急接近する2人の前に猟色家と噂されるサロカ男爵が現れる。
キャストは、クリストファー・ノーラン監督作「ダンケルク」に出演している英国の新鋭俳優アナイリン・バーナードが主人公モーツァルトに扮し、「高慢と偏見とゾンビ」のモーフィッド・クラークがスザンナ、「ハイ・ライズ」などで知られるジェームズ・ピュアフォイがサロカ男爵を演じた。
モーツァルトが実際に訪れた劇場など、中世の街並みが色濃く残るプラハ市街で全編ロケを敢行した本作。予告編は、美しい街並み、プラハ市立フィルハーモニー管弦楽団が演奏を担当した壮大なオペラシーンに圧倒される。さらに、モーツァルトがスザンナとサロカ男爵の婚約破棄を求める場面、嫉妬心を募らせたサロカ男爵が恐ろしい罠を仕掛ける姿など、スリリングな三角関係も映し出される。
「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」は、12月2日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。