人種差別根絶目指す！エアビーアンドビー、ダニー・グローバーを起用

Photo by Michael Loccisano/Getty Images for HBO

［映画.com ニュース］　世界で民泊サービスを展開する米ウェブサイトのAirbnb（エアビーアンドビー）が人種差別問題に取り組むため、ベテラン俳優のダニー・グローバーをアドバイザーとして起用したと、USAトゥデイ紙が報じた。

Airbnbは、宿泊施設や民泊を貸し出すホストと旅行者を結びつけるオンラインサービスとして人気を博しているが、ホストが旅行者の人種を理由に宿泊を拒否したり、有色人種のホストの宿泊施設が不人気となる問題が存在している。そのためサービスの利用に際し、ホストと旅行者双方に人種差別しないことを誓約させるようにし、今年7月にはNAACP（全国有色人種地位向上協議会）とパートナーシップを樹立。さらに、「リーサル・ウェポン」シリーズで知られ、社会問題の活動家として知られるグローバーをアドバイザーに加えたと発表した。

グローバーは、「Airbnbは独自の問題を抱えているが、彼らと一緒に仕事をしてみて、彼らが問題を是正するためにどれだけ本気であるかわかった」と説明している。グローバーによれば、有色人種がAirbnbのホストとして人気を博すことができれば、新たな収入源が確立でき、住宅ローンの停滞による強制立ち退きを避けることができるという。

なおAirbnbは先月、米バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者による集会が行われることを知ると、同主義の宿泊者を割り出し予約をキャンセルしたという。