リリー・フランキー、「パーフェクト・レボリューション」は「ゲラゲラ笑える映画」
2017年9月8日 15:33

[映画.com ニュース] 実話を元に、障がいを持つ男女が“究極の愛”を育む姿を描いた「パーフェクト・レボリューション」の完成披露試写会が、9月7日に東京・TOHOシネマズ新宿で開催。リリー・フランキー、清野菜名、小池栄子ら出演者、松本准平監督、主人公のモデルで、企画・原案を務めた熊篠慶彦氏が集結したほか、劇中曲「BABY BABY」を提供した人気ロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸がサプライズで登場した。
車いす生活を送りながらも障がい者への理解を訴え続けて活動する主人公クマ(リリー)と、精神に障がいを抱える女性ミツ(清野)のハチャメチャな恋をユーモアをまじえつつ描き出す。リリーは「障がい者を描いた映画は重くないといけない、みたいなのがあるけど、ゲラゲラ笑える映画が今までなかったのが不思議。あんまり見たことがない映画になった」と本作のポップかつ明るいカラーについて言及。「BABY BABY」の使用についても峯田に直談判したそうで「曲の歌詞と、2人(クマとミツ)が話している内容が似ている。ファンにとっては大切な曲だけど『助けて』と考えて峯田くんにメールを送ったら、7秒くらいで(快諾の)返事が来た」と明かし、峯田は「リリーさんからメールが来て、もう『お願いします!』という感じでした」と振り返った。
エネルギッシュなミツを全身全霊で演じた清野は「脚本を読んだら、頭の中でミツが勝手に動いて生きていたので絶対演じるだろうなと思った」と運命的な出合いだったといい「監督からのお手紙がうれしかった。『ミツの笑顔と清野さんの笑顔がぴったり』と書かれていて……」とオファーの際に松本監督がしたためたという手紙に心を動かされたと語った。だが、傍らで聞いていたリリーは「結構気持ち悪いですね……」とバッサリ。「俺は手紙をもらってない」と監督に恨み節で、小池も「私ももらってない」と便乗し、松本監督に冷や汗をかかせていた。
劇中には、小池扮する介護士の恵理がクマの入浴をサポートする場面も描かれるが、リリーは「小池栄子に髪を洗ってもらうというのは男としてある種の上がり」とニンマリ。会場を笑いに包んだが、10年来の親友である熊篠氏を演じるにあたっては電動車いすの講習に何度も通ったほか熊篠氏の動作を観察して役と真しに向き合い、熊篠氏からは「すごかった。形態模写というか、自分を客観的に見ているような気持ち」とお墨付きを得ていた。
「パーフェクト・レボリューション」は、9月29日から全国公開。
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