「600万ドルの男」リチャード・アンダーソンさん死去 91歳
2017年9月2日 12:30
[映画.com ニュース] 「600万ドルの男」「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」などで知られる米俳優リチャード・アンダーソンさんが8月31日(現地時間)、米ロサンゼルスのビバリーヒルズにある自宅で死去した。91歳だった。代理人が発表し、米ハリウッド・レポーターなどが報じている。
アンダーソンさんは、1926年8月8日に米ニュージャージー・ロングブランチ生まれ。1970年代に放送された人気シリーズ「600万ドルの男」や、そのスピンオフ作品「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」でオスカー・ゴールドマン局長を演じて人気を博した。「600万ドルの男」は日本でもNET(現テレビ朝日)系列で放送された。また、「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」は、シーズン1、2はABCで、3はNBCで放送されたため、アンダーソンさんは2局で同じキャラクターを演じた初めての俳優となった。
同2作でスティーブ・オースティン大佐を演じていた俳優のリー・メジャースは、「彼とは親友です。私は彼を“オールド・マネー”と呼んでいました。彼のスタイリッシュな装いや、冷静さと豊富な知識は91年間衰えなかった。娘たちとテニス、そして俳優という仕事を愛していました。数週間前に話したとき、彼はいまだにスイートでチャーミングな男でした」と声明を発表している。
また、「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」で主人公ジェミー・ソマーズを演じたリンゼイ・ワグナーも、「私は彼が築いてきた優しさと愛にあふれた関係をいつも称賛してきました。リチャード・アンダーソンとの友情に感謝しています」とコメントしている。
アンダーソンさんは日本映画にも出演経験があり、78年に佐藤純彌監督作「野性の証明」のロバーツ大佐役で主演の故高倉健さんと共演している。