「ワンダーウーマン」監督、ジェームズ・キャメロンの批判に反撃
2017年8月31日 11:00

[映画.com ニュース] 北米で今夏No.1の大ヒットとなったアクション大作「ワンダーウーマン」のパティ・ジェンキンス監督が、ジェームズ・キャメロン監督の同作に対する批判的なコメントにTwitterで反論した。
ことの発端は、「ターミネーター2 3D」をプロモーション中のキャメロン監督が、英ガーディアン紙のインタビューに対して語った内容。「ワンダーウーマン」の記録的成功について問われると、「あの映画がもてはやされているのは、映画業界の見当違いな自己満足に過ぎない。女性を物とみなして描くという、男性上位主義のハリウッドが昔からやってきたことを繰り返しているだけで、映画業界にとってはむしろ後退といえるだろう」と語り、各界の著名人からバッシングが相次ぐなど物議を醸していた。
そんな中、ジェンキンス監督は自身のTwitterで早速反論。「ワンダーウーマンが世界中の女性たちにとってどんな存在であり、何を象徴しているのかを、ジェームズ・キャメロンが理解できないのも無理はないわ。彼は素晴らしいフィルムメーカーではあるけど、しょせん女ではないもの」とした上で、「女性が強くあるためには、常にタフで無情かつ問題を抱えていなければならず、美しく魅力的で愛情深いからという理由で女性のシンボルになれないのだとしたら、それこそ後退といえるんじゃないかしら。男性主人公にできて、女性主人公にはできないことなどないと信じているし、そもそも強い女性の定義に正解も不正解もないはずよ」と理知的でエスプリの効いたコメントを寄せている。
「ワンダーウーマン」は、現在公開中。
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