哀川翔、20歳を迎える愛娘・福地桃子にエール「悔いのないよう突っ走って」
2017年8月30日 15:00
[映画.com ニュース]俳優の哀川翔と次女で女優の福地桃子が8月30日、仏映画「あしたは最高のはじまり」の都内での試写会でトークショーを行った。
父娘で映画のイベントに登場するのは初めてで、哀川は「仕事ですから。プライベートをさらけ出すわけではないので、普通にトークをすればいい」と悠然とした構え。福地も、「仕事モードですね」と笑顔で同調した。
子供の頃の福地は、幼稚園や小学校が終わって哀川の撮影現場に直行するのが日課だったそうで、哀川は「仕事をしているという感覚ではなくて、遊んでいると思っていたらしいよ」と苦笑い。当時は、任きょうものへの出演が多く「背中(の入れ墨)を見て、『今日は柄が違うね』とか言っていた。あまり見せないようにはしていたんだけれどね」と照れくさそうに明かした。
福地の父親評は、「お父さんというより、子ども近い感覚に接してくれる。いろいろ言いたいことはあるけれど、すべてを含めて100点満点」と申し分なし。哀川も「子どもに言われたくないよ」としつつ、「しようもないことを何でも会話にしたらいい。何時に起きるんだ、どこに行くんだということからやり取りのピンポンができる。あとはご飯だね。ちゃんと食べて笑っていれば平和な家庭になる」と子育て論を披歴した。
最近も哀川が誕生日にもらった四つ葉のクローバーを育てたところ、すべて三つ葉だったことを明かすと、福地が四つ葉のクローバーをサプライズでプレゼント。哀川は、「おっ、すげえじゃん。いいねえ。そこまで四つ葉のクローバーは好きじゃないけれど、飼ってみるもんだねえ」と喜んだ。
福地は10月26日が20歳の誕生日で、「10代が終わっちゃうという気持ちが不思議なくらいなくて、大人になれるのが楽しみ。パクチーが食べられないので、大人への一歩として克服したい」と抱負。哀川は、自身もパクチーが食べられないことを暴露されたが「酒やたばこじゃないんだね。20代は思い出として強烈に残る大切な年代。これからは速いから、明るい30代を目指すために悔いのない20代を突っ走っていくと最高」とアドバイスした。
映画は、気ままに暮らす男が過去に1度だけ関係を持った女性から娘を託され父娘のきずなを深めていく物語で、哀川は「深い思いを残してくれ、人間どこからでもやり直せると共感を得た作品。2回見たけれど、多分3回見る」と絶賛。福地も、「愛があふれすぎていて、見ていると幸せになる父娘が最高でした」と、自身と重ね合わせていた。
「あしたは最高のはじまり」は、9月9日から全国で順次公開される。