岡田准一「関ヶ原」には“東出昌大”として出陣!? 役所広司の珍回答に場内爆笑
2017年8月26日 13:45

[映画.com ニュース] 司馬遼太郎の名著を映画化した「関ヶ原」が8月26日、全国360スクリーンで封切られ、東京・TOHOシネマズ日劇で行われた初日舞台挨拶に、主演の岡田准一をはじめ、共演の有村架純、平岳大、東出昌大、伊藤歩、音尾琢真、和田正人、中越典子、役所広司、メガホンをとった原田眞人監督が登壇。公開初日を迎えたことに喜びをにじませた岡田は、本作に参加しながらも7月6日に急逝した中嶋しゅうさんの名前を挙げ「この日を迎えられたことをきっちり報告したい」と哀悼の意を示していた。
映画は、石田三成(岡田)の義を貫いた生きざまを軸に、戦国史上最大の天下分け目の決戦・関ヶ原の戦いを真っ向から描いた。この日は「関ヶ原の戦いにタイムスリップしたら、誰として参加したい?」というテーマを基にトークが展開され、岡田はいきなり「東出君として参加したい」と冗談を飛ばし、笑いを誘った。そして「本当は可児才蔵がいいんですが、マニアックすぎるので(笑)。やっぱり家康がいいですかね」と続けたが、さらに意見を翻して「役所さんになりたい」と語っていた。
一方、福島正則役の音尾は「東出君になりたい。背が高いのがいいな」と悪ノリしてから「石田三成だけは嫌ですね。かっこいいんですけど、福島正則に散々蹴られる。我ながら申し訳ない」。すると、その発言を聞いた岡田は「あの時、ずっと蹴られているんですけど『腿(もも)を蹴ってください』と事前に言っていたんです。でも、お腹をずっと蹴られていた。ほぼオールお腹」と裏話を披露した。思わぬ暴露に慌てた音尾は、「演技に夢中になったらどうしてもお腹にいっちゃって。カットがかかったら、岡田さんが『ずっと腹…!』と言っていたんで、申し訳なかった(笑)。その節はすいませんでした」と平謝りだった。
三成最大の宿敵・徳川家康に扮した役所は「家康のままの体型」で有村が扮した伊賀の忍・初芽になり「三成をお守りして、ゆくゆくは子どもを授かりたい」と珍回答。大笑いの岡田から「絶妙ですよね」と評されると、「三成の好みの体型と史実に書いてありますから」と理由を明かし、場内の爆笑をかっさらっていた。やがて、回答のトリを務めた原田監督は「今日だけは家康になりたい。皆で一緒に天下をとった気分」と公開初日に相応しい答えを披露していた。
終盤には、「演じた役を一文字で言い表すなら?」と問われた岡田は「滋賀を訪れた時に、子どもたちが“思”という言葉を考えてくれた。それがやっぱりしっくりくる。人を思うであるとか、触れているものを大事にするとか、監督が今の時代に必要だと感じて光成という人物を描いているので」と切り返した。役所は、「やっぱり“忍”でしょう。常にはらわたが煮えくり返るような思いで演じていましたから」と語っていた。
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