浅野忠信“ダメ夫”に共感し“妻”田中麗奈に平謝り「すみません奥さん」
2017年8月26日 21:35
[映画.com ニュース] 直木賞作家・重松清氏の小説を映画化した「幼な子われらに生まれ」が8月26日、全国29館で公開された。主演の浅野忠信をはじめ、共演の田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽ちゃん、メガホンをとった三島有紀子監督が東京・テアトル新宿での舞台挨拶に立った。
重松氏が1996年に発表した同名小説を映像化したヒューマンドラマ。中年サラリーマンの信(浅野)と妻の奈苗(田中)はバツイチ同士で再婚し、奈苗の連れ子である2人の娘と共に暮らしていたが、長女の「本当のパパ」に会いたいという発言を機に家族に不協和音が生じ始める。
奈苗は、元夫・沢田(宮藤)のDVが原因で離婚に至ったという設定。そのため宮藤は、開口一番「娘には見せられない映画」と苦笑い。さらに「役に共感はできない。でも『やっぱり人間そういうところもあるよな』という部分も描かれていた。(沢田のしたことは)そう思ってはいけないくらいのレベルのことですが」と明かす。奈苗の現夫・信を演じた浅野も、「僕も信の目線だと、そういうことを思うことがあるかもしれません」と同調したが、すぐに田中に視線を移し「すみません、奥さん」と平謝りしていた。
さらに「撮影時、刺激的だったこと」を問われた田中は「いろんなことが刺激的で。でもやっぱりバイオレンスな宮藤さん」と言い、「殴ったり蹴ったりDVを受けるシーンの撮影の日が、誕生日だったんです。とっても刺激的な誕生日プレゼントをいただきました(笑)」と暴露。宮藤は、「すみませんでした」と頭を下げながらも、「スタッフの皆さんがケーキを用意してくれて。『おめでとうございます』という雰囲気のなか、『首絞めるぞこのやろう!』って。……気持ちよかったです」と笑いを誘った。
主演の浅野は、脚本に惚れ込み出演を決めた。「惹かれた理由」を聞かれると「僕は癖のある役が多いんです。何も事件も起こさずに、最後まで乗りきる役は少ない。だいたい何かしらの事件を起こす役なので、事件を起こさない役がやりたかったんです。いろいろなことを経験させてもらったので、いろんなものをぶつけられる役に出会いたいと思っていた。それを注ぎこめる役が信だった」と話した。
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