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ミスiD2017杉本桃花、ホラー映画「血を吸う粘土」現場の恐怖体験を告白

2017年8月19日 21:55

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恐怖体験を告白
恐怖体験を告白

[映画.com ニュース] 講談社のオーディション「ミスiD2017」のグランプリに輝いた武田杏香、同オーディション受賞者の杉本桃花藤田恵名牧原ゆゆが主演したホラー映画「血を吸う粘土」が8月19日、東京・キネカ大森で開催中の「夏のホラー秘宝まつり2017」内で公開され、4人をはじめ共演の黒沢あすか梅沢壮一監督が初日舞台挨拶に出席した。

映画 妖怪人間ベム」「のぞきめ」などの特殊メイクアーティストとして活躍し、オムニバスホラー「ABC・オブ・デス2」にも参加した梅沢監督による長編初監督作品。地方の美術専門学校で、人間を取り込む呪いの粘土“カカメ”の封印を解いてしまったために起こる、阿鼻叫喚の地獄絵図を描く。

映画初出演の杉本は、役どころを「すごく地味で才能も特にないし、かと言って下手くそでもない普通の女の子。その子が、終盤にかけて目つき、表情がどんどん変わっていきます。私も演じながら熱い思いがこみ上げてきました」と説明。そして、撮影現場での心霊体験を告白した。

杉本は「この前、ニコニコ生放送に出て、『怖かった話は』と聞かれ『左肩が凝った』くらいの話をしたんです。廃屋で撮影していたので、MCさんから『お祓いのお経をやってくれる人がいたんですか』と聞かれました」と振り返る。続けて「監督が『やっていない』と。でも、私はお経を聞いているんですよ……」と明かすと、場内は静寂に包まれた。

杉本いわく、「撮影の最初はなかったんです。2、3日目に、出演者の方々は控え室にいて、私だけスタッフさんの準備をボケっと見ていました。外からお経の声が聞こえてきました。スタッフさんに『お祓いの人、来ているんですか』と聞いたら、『そうだね』と言われた。でもそのスタッフさんのことも思い出せない」。梅沢監督は「こういう映画ではお祓いは大体やるんですが、事情があって出来なかった」と語り、他のスタッフ・キャストも経を一切聞いていないという。

また梅沢監督は、「特殊造形の仕事で粘土を触っていると、ちょっと動かすと形が変わることから、粘土が意志を持って動き出すとどうなるかという構想はずっとあった」といい、「舞台は美術専門学校。僕も美大に入ろうとして3年間浪人しましたが、結局受からなかった。そういう鬱屈したものもベースにあった(笑)」と込めた思いを話していた。「夏のホラー秘宝まつり2017」は、9月1日まで開催。

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