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三浦透子&井之脇海主演「月子」 2人の絆感じさせる予告編完成

2017年8月9日 08:00

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「月子」場面カット
「月子」場面カット
(C)2017 株式会社ユマニテ

[映画.com ニュース] 三浦透子井之脇海がダブル主演する越川道夫監督作「月子」の予告が完成した。他者にはわからない、2人だけの絆を感じさせる内容となっている。

父を亡くし、ひとりになった青年・タイチ(井之脇)は、家に帰ろうと施設から逃げ出してきた知的障がいを持つ少女・月子(三浦)と出会う。月子を連れ戻そうとする人々を振り切り、家に送り届けようとするが、場所の手掛かりは「海の音の聞こえる場所」ということだけ。タイチと月子は“鳥の声”に導かれるように、2人だけで旅を始める。越川監督が、「永い言い訳」「誰も知らない」などの撮影を担当した名カメラマン・山崎裕とタッグを組み、10人以下のスタッフでつくり上げた。

山崎は、「これぞロードムービーという撮影だった」といい、「知的障がいの女性“月子”という難しい役に三浦透子は真っ直ぐに“身体”で向き合っていた。月子に引きずられ、受け止め、見守り続ける“タイチ”を、井之脇海も独自の存在感を出して対応していた。彼らに寄り添い、彼らを引き受けて、カメラを回したつもりだ。最低限のスタッフと限られた撮影日数、しかし、充実した、自由な時間がそこにはあった。“映画”はあらゆる意味で“自由なもの”だ!」と振り返っている。

このほど公開された予告編は、荒んだ生活を送っていた父親が自殺したことで、父親を殺したと疑われるタイチの様子から始まる。仕事も生きる場所も失ったタイチは、家に帰りたがる月子に出会い協力するが、月子を追って来た人々から「1度も面会に来ていない親が受け入れるわけないでしょう」と怒鳴られてしまう。それでも、泣き叫んだり、急に歩くことを拒否したりする月子を連れて歩みを進め、海にたどり着く。

月子」は、8月26日から東京・新宿K's cinemaほか全国で順次公開。

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