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闇、光、轟音…炭鉱内の地下世界 タル・ベーラが認めた小田香監督「鉱」公開

2017年8月3日 15:00

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「鉱 ARAGANE」の一場面
「鉱 ARAGANE」の一場面
(C)film.factory/FieldRAIN

[映画.com ニュース]ハンガリーの名匠タル・ベーラが監修し、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015アジア千波万波部門特別賞を受賞した小田香監督の長編デビュー作「鉱 ARAGANE」の劇場公開が10月に決定した。

小田監督は、「ニーチェの馬」を最後に引退したタル・ベーラが後進の育成のために設立した映画学校「film.factory」で3年間学んだ。作品の舞台はボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ近郊に位置する100年の歴史あるブレザ炭鉱。地下300メートルの知られざる世界に小田監督が単身カメラを持ち潜入し、暗闇に蠢く人々、反射する光、響く轟音を生々しく捉えた。

「あなたも見るべき強烈な作品。私は好きだ」(ガス・バン・サント)、「暗闇の交響曲であり、塵と深度の感覚的な世界への旅だ」(アピチャッポン・ウィーラセタクン)と世界の映像作家たちも小田監督の視点と、透徹したカメラワークを絶賛している。

鉱 ARAGANE」は、8月24日に山口芸術情報センターで開催される「YACAM爆音映画祭2017」でプレミア上映ののち、10月下旬から新宿K’s cinemaで公開。

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