賀来賢人らが地方都市でくすぶる若者に 赤堀雅秋の舞台「流山ブルーバード」ビジュアル公開
2017年7月24日 06:00
東京にもほど近い地方都市の千葉県流山市を舞台に、上京する気力もなくくすぶる4人のダメな若者を中心に、うっ屈した思いを抱えた人々のやるせない日々を描く青春群像劇。賀来のほか、太賀、柄本時生、若葉竜也が4人の若者を演じ、皆川猿時、小野ゆり子、平田敦子、宮下今日子、駒木根隆介ら個性的な役者陣が4人を取り巻く大人たちを演じる。
公開されたビジュアルは、そんな賀来らが演じる、地方都市に暮らす人々のやさぐれた雰囲気が醸し出されている。演出も手がける赤堀は、「中途半端な自分を感じている若者たち、町を抜けだそうにも抜けだせない人たちの姿を描きながら、でもそこに一縷(る)の希望みたいなものも生みだせればとは思っています」と同作についてコメント。4人の若者を演じる賀来らには「これまで人にあまり見せたくなかった愚かな部分や弱い部分を、あえて舞台上でお客さんの前であらわにしてもらいたい」と期待を寄せている。
また賀来は、親しい友人でありながら一度も共演経験がなかった太賀との念願の共演がかなったことなどに、「まさに、満を持して!という気分です」と意気込む。さらに、「ここのところ、演劇作品を何本か続けてやっていますが、その中でも自分の集大成になる作品というか、最もやりたいことができる座組になりそうで、ずっと楽しみにしていた企画でもあります。今までは先輩たちに連れてきてもらっていたイメージでしたが、自分たち同世代を中心にした演劇を本多でやれるなんて! ぜひ同世代の方たちに大勢観に来てもらいたいですし、同世代の同業者たちには悔しがってももらいたいですね(笑)」と気炎を吐いている。
12月8~27日に東京・下北沢の本多劇場で上演。前売りチケットは10月7日発売。そのほか、島根(2018年1月11日)、大阪(18年1月13、14日)、広島(18年1月16日)、静岡(18年1月18日)で地方公演も予定されている。