一流セラピストの特技は死者との交信?「君はひとりじゃない」衝撃的な本編映像公開
2017年7月21日 15:00

[映画.com ニュース] 第65回ベルリン国際映画祭で最優秀監督賞(銀熊賞)を受賞し、ポーランドのアカデミー賞といわれるイーグル賞で作品賞・監督賞ほか主要4部門に輝いた「君はひとりじゃない」の本編映像が、公開された。
母の突然の死により、心に溝ができてしまった父ヤヌシュ(ヤヌシュ・ガヨス)と娘のオルガ(ユスティナ・スワラ)。喪失感から拒食症になったオルガと、人の死に無感情になった検察官のヤヌシュは、風変わりなセラピストのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)と交流するなかで、次第に気持ちに変化が生じていく。
今回公開されたのは、アンナのある特技によって救われた人々が証言するシーン。画面に登場した女性は「今まで、霊媒のアンナを通して(亡くなった息子からの手紙を)10通受け取った。最初は信じられなかった。こんなことが起こるなんて。今では幸運にも、息子とまた話せる。もう1度アンナに感謝を伝えたい。喜びでいっぱいよ」と続ける。
映像の後半では、アンナが死者の霊と交信し、虚空を見つめながらペンを持つ手はせわしなく動き、死者からの言葉を書き写すという光景が切り取られている。アンナの持つ“死者と交信できる”能力がはっきりと提示されたシーンとなる。このシーンに象徴されるように、本作では“生者”と“死者”がキーワードとなっており、互いの境界が曖昧になったような意味深なシーンが頻出する。
「君はひとりじゃない」は、7月22日から全国順次公開。
(C)Jacek Drygala
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)