一等車両は容疑者で満室!? K・ブラナー監督&主演「オリエント急行殺人事件」ポスター完成
2017年7月20日 07:00

[映画.com ニュース] ケネス・ブラナーが製作・監督・主演を務め、ジョニー・デップ、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチら豪華キャストが共演した「オリエント急行殺人事件」のポスターが完成した。煙を吐きながら走行するオリエント急行と、その前を歩く主人公の姿が収められ、「その日、一等車両は容疑者で満室でした」という意味深なキャッチコピーが添えられている。
映画は、アガサ・クリスティの同名小説をベースに映画化したもの。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェットが刺殺される。目的地以外は共通点のない教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌が、列車内の密室殺人事件に巻き込まれ、乗り合わせた名探偵エルキュール・ポワロが、事件の謎に挑む。
主人公の名探偵ポアロをブラナー監督、事件の被害者ラチェットをデップが演じるほか教授役にウィレム・デフォー、公爵夫人にデンチ、家庭教師にリドリー、宣教師にペネロペ・クルス、未亡人にミシェル・ファイファーが扮する。製作にはブラナー監督のほか、巨匠リドリー・スコットらが名を連ねた。ハリウッドの主役級キャストが結集する今作を率いたブラナーは、撮入前の気持ちを「これだけの顔ぶれが勢ぞろいすると考えて、首筋の毛が逆立つような気がした」と述壊している。
原作小説はこれまで、第47回アカデミー賞で6部門にノミネートされ、イングリッド・バーグマンに助演女優賞をもたらした「オリエント急行殺人事件」(1974)をはじめ、幾度となく映像化されてきた。それでもブラナーは、「新たなアプローチを見つけること」を目指したと話し、「私たちは自分たちのバージョンに落ち着きたいと思っていた。だからこそ、一流のストーリーは何度も伝える価値があると思っている」と改めて映像化する意味を語っている。
また、物語の舞台となる列車に関して「エキサイティングで、魅力に満ち、ロマンがあり、しかも破壊的にもなり得る。速いスピードで移動し、孤立状態を生み、危険な場所でもあるから、閉所恐怖症を引き起こすような閉ざされた環境となり、そのなかで人々はためされ、神経をすり減らす。そして、良くできた物語の要素であるドラマや対立が生じる」と、ミステリーを語る上で「順応性のある環境」であると絶賛している。
「オリエント急行殺人事件」は、12月8日から全国で公開。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー