“コメディ界の雄”ジャド・アパトー、「俺たちポップスター」で「音楽ドキュメンタリーを茶化す」!
2017年7月12日 19:00
[映画.com ニュース]「40歳の童貞男」「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」の監督・製作を手がけたジャド・アパトーが、最新プロデュース作「俺たちポップスター」について語った。
「最近流行りの薄っぺらい音楽ドキュメンタリーを茶化して面白がる」(アパトー)ことを目的に、パロディ要素をふんだんに盛り込んだコメディ。「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクしたコメディグループ「ザ・ロンリー・アイランド」のアンディ・サムバーグ、ヨーマ・タコンヌ、アキバ・シェイファーが出演・製作と脚本(シェイファーとタコンヌは共同監督も兼任)を務めた。元ビートルズのリンゴ・スターやマライア・キャリー、オスカー女優エマ・ストーンほか、豪華スターたちが数多くカメオ出演している。
アパトーは、本作の着想を「今、ポップミュージック界のスターの多くが、自分のドキュメンタリーを作って、自画自賛している。これまでたどってきた道や、味わった苦労、ファンとの関係を披露しているんだ。大抵はアルバムやツアーの宣伝として作られたものだが、そういったドキュメンタリーを製作してる最中に、なにもかもうまくいかなくなったらすごく面白いだろうと思ったのさ」と明かす。
アパトーの言葉通り、頂点を極めたポップスター、コナー(サムバーグ)が天狗になったあげく徹底的にしくじり、転落していくさまが面白おかしく描かれていくが、本作はそれだけでなく、コナーと元バンド仲間の友情物語の側面も持つ。アパトーは「バンドをやっていて、いったん成功するとソロになろうと決める若者の話で、実際、よくあることだよね。この映画は、そういった友情と、どういう風に友情が失われて、どんな風に友情を取り戻そうとするかも描いている。感動もあれば、バカバカしい笑いや音楽もあるし、ビジュアルの面白さもある」と語り、「こんな映画を作れるのは、ザ・ロンリー・アイランドだけだよ」と信頼を寄せる。
劇中で使用される音楽についても徹底的にこだわり「この映画の音楽を作るのは長い時間がかかった。脚本を書くのに1年かかり、曲を作るのにもう1年。曲ができたら、ポップス界のプロデューサーを引き入れて、製作を手伝ってもらった。音楽業界の世界的ビッグスターと仕事をする人たちに協力してもらったから、ポップスターと同じプロセスをたどったんだよ」とコナーの役柄に説得力を持たせるため、ちまたをにぎわせるヒット曲とそん色ないクオリティに仕上げるよう腐心したという。
豪華なカメオ出演陣についても言及し「ビル・ヘイダー、マーヤ・ルドルフ、ジョーン・キューザックといった、僕たちが大好きなコメディアンがたくさん出演してくれた。ミュージシャンも、エイサップ・ロッキー、アッシャー、それにリンゴ・スターまで出てくれたんだ。リンゴ・スターがそこにいるだけで、敬虔(けいけん)な気持ちになったよ」と振り返っている。
「俺たちポップスター」は、8月5日から東京・シネマカリテほか全国順次公開。
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