小栗旬「まーきのっ」をセルフパロディ「実際こんな首の動きしていない」
2017年7月10日 23:30
[映画.com ニュース]空知英秋氏の人気漫画を実写映画化した「銀魂」の中高生限定試写会が7月10日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われ、主演の小栗旬、共演のムロツヨシ、監督・脚本の福田雄一が舞台挨拶に出席した。
この日、事前に告知されていたのは「福田監督によるトークショー」。開始直後は福田監督が1人で登場したが、数分後に「どうしても来たいって人がいる」とムロが呼び込まれると、知らされていなかった観客約250人は熱狂の歓声をあげた。その後、ムロ&福田監督と中高生たちによるQ&Aコーナーに突入し、ペンネーム“小栗の旬”さんから「監督からの無茶ぶりは?」との質問が。2人は「そのペンネームだから、小栗が来たほうが良かった?」と問い詰め、“小栗の旬”さんは「今日から“ムロのツヨシ“になります」と改名を宣言した。
そして「会場にいる観客を胸キュンさせて」とのリクエストに、福田監督は「俺らには無理だよ。そこの背が高い人に来てもらおう」とポツリ。これを合図に会場後方から小栗が現れ、2度目のサプライズに場内はパニックに陥った。小栗は“ムロのツヨシ”さんが座る客席を指差し、「“ムロのツヨシ”にするんだよな? すぐ後ろで聞いてたぞ(笑)!」といじり倒していた。
さらに「キャストの誰かと入れ替わるとしたら?」と問われた小栗は、「絶対に吉沢亮になりたい。すげえきれいな顔してますから」と回答。ムロは「いやいやいや(ドラマ『花より男子』で小栗が演じた)花沢類もきれいだったよ!」と声を張り上げ、質問者の名前“ななみ”を聞き出すと、小栗に「あれ、やって」とネタを振った。小栗は苦笑を浮かべながら「な~なみっ」と首を傾げてみせ、自身のモノマネをする芸人・おばたのお兄さんの「まーきのっ」をセルフパロディ。会場は再び熱狂に包まれた。
焚き付けたムロも、これには「やってくれるんだね」と仰天。小栗は「全然やりますよ」とけろりとした顔だったが、「実際、俺こんな首の動きしていない。なのにすっかりそんなキャラに」とぼやいた。続けてムロも、別の質問者に向け「ひ~ろなっ」と悪ノリ。ほかの観客が「私もやって!」と殺到したため、「俺ら、なんでこんなことしに来てるの?」(小栗)、「そういうイベントじゃないんだよ(笑)! 趣旨が変わっている」(ムロ)と熱気にタジタジだった。
「銀魂」は累計発行部数5100万部を突破した同名漫画を実写化。宇宙からやってきた天人(あまんと)が台頭するパラレルワールドの江戸を舞台に、万事屋を営む銀時(小栗)が、新八(菅田将暉)、神楽(橋本環奈)らとともに、身の回りで起こる様々な事件に挑むさまを時にコミカル、時にドラマティックに描いている。7月14日から全国で公開。