高橋一生「空飛ぶタイヤ」に参戦!主演・長瀬智也と「IWGP」などに続く3度目の共演
2017年6月22日 04:00
[映画.com ニュース]人気俳優の高橋一生が、「TOKIO」長瀬智也主演で池井戸潤氏のベストセラー小説を映画化する「空飛ぶタイヤ」に出演していることがわかった。大手・ホープ銀行の本店営業本部に勤務し、グループ会社であるホープ自動車を担当する井崎一亮役を演じており、長瀬とはドラマ「池袋ウエストゲートパーク」(2000)、「ハンドク!!!」(01)に続き、約7年ぶり3度目の共演を果たす。
「下町ロケット」「半沢直樹」などで知られる池井戸氏による同名小説を、「超高速!参勤交代」シリーズの本木克英監督が初映画化。物語の発端となるのは、ある日突然起きたトラックの脱輪事故だ。トラックの所有主である運送会社社長・赤松(長瀬)は、整備不良を疑われるがトラックの欠陥に気づき、製造元・ホープ自動車に再調査を要求する。しかし調査は遅々として進まず、自らの足で調査を開始した赤松は、大企業がひた隠しにするある事実に直面していく。
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では小野政次を熱演中の高橋は、今作ではホープ自動車に疑問を感じ、自らも調査するなかで、冷静沈着に本質を見失わず正義感を貫く井崎役。役どころを「秘めたる熱量がとても強い男」と説明し、「外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかな……、という過大評価はできないですが(笑)、でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます!」と振り返っている。
池井戸作品はドラマ「鉄の骨」「民王」に続く3度目。「勝手にご縁を感じてしまっています。池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます」と参加に大喜びだ。高橋のインタビュー映像も披露されており、「社会派というと、いろんな定義づけがされるかもしれませんが、いろいろな人間が余すところなく描かれています。特殊な映画だと思っています。これだけ人間がたくさん出てくるのに、人間模様が、社会派ドラマ以前に、人間ドラマとしてしっかりと描かれています」とアピールにつとめている。
またプロデューサーの矢島孝氏は、起用理由を「沈着冷静に物事を判断しようとする眼力の強さと佇まいで、登場しただけで鮮烈な印象を残せると思い、オファーさせていただきました」と明かす。初タッグとなる本木監督は「作らない演技によって強烈なリアリティーを打ち出す、独自の境地を得た俳優」と称賛し、「低音の美声と、不意に見せる笑顔に、世の女性たちが魅了されている理由がよくわかりました」と納得の声を寄せている。
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