浴室での絡み合い… 松本潤&有村架純、狂おしいほどの恋に落ちた「ナラタージュ」
2017年6月15日 00:00
[映画.com ニュース] 島本理生氏の恋愛小説を映画化した「ナラタージュ」は、高校教師と元教え子が、狂おしいほどのジレンマを抱える恋に落ちるさまを描いている。主演を務めた「嵐」の松本潤とヒロインの有村架純は、どのような関係性でこの恋に挑んだのだろうか。2014年に人気を博したドラマ「失恋ショコラティエ」でも共演した2人が、役に没入した日々を語った。
2006年版「この恋愛小説がすごい」第1位に輝き、第18回山本周五郎賞の候補にも挙がった島本氏の原作を、「世界の中心で、愛をさけぶ」などで知られる行定勲監督がメガホンをとり映画化。大学2年生の工藤泉(有村)のもとに、高校時代の演劇部顧問・葉山貴司(松本)から、卒業公演への参加を依頼する電話がかかってくる。葉山は学校になじめずにいた泉を手助けした恩師であり、恋心を寄せていた相手でもあった。
時を経て再会し、かつての感情を抑えきれず、互いを求め合う葉山と泉。しかし葉山の口から、離婚の成立していない妻の存在が告げられる……。原作を読んだ有村は「もがいても報われない恋愛模様がすごく苦しかった」と語り、「実際に撮影が進むにつれて、泉でいることは苦しかったです」と吐露する。
松本は「現場では、自分のなかで正当性を持たないようにしました」と述べる。泉が「先生のことがわからない」と悲痛に打ち明けるほど底が知れない役なだけに、「葉山がその時どういう風に思っていたのかを、それぞれの人(観客)が想像して、それぞれの人の感覚で見てもらえるような役になったらいいなと思って演じていました」といい、「抱えている気持ちを伝えすぎず、伝えなさすぎず、という感じをどうやったら描けるかなというのが、頭の中に常にありました。でもそればっかりは、自分だけでできることではない。シーンによっては『もう少し(感情を)見せたほうがいい』などの細かいトーンを、監督やスタッフの皆さんと話しあったりしながら撮影しました」と、説得力のあるラインを模索したと振り返った。
特報映像でも映し出された、シャワーの湯気が立ちこめる浴室で2人が絡み合うシーンでは、松本は「有村さんのことしか見ていなかった」そうだ。「シャワーのお湯が出ていない状況でリハーサルをやっていたので、実際にシャワーを使う撮影本番では、“出たとこ勝負”しかないんだろうなと思っていました。不自然に見えないようにしなきゃなとは思っていたのですが、すんなりいき、まさかの一発OKでした」と明かし、「脚本を読んだ時は、どういう風になるかが見えなかったんですが、水の力って偉大なんだなと思いました(笑)。シャワーの音に対してどんな言葉が出るかなと想像していたのですが、実際に本番では、言葉らしい言葉は出なかったです。有村さんのことしか見ていなかったので、自分がどう動いたかも覚えてないです」と思いを馳せる。松本と有村が体現した、本能と理性の間で揺れ動く禁断の恋人たち、そしてその行く果てから目を離すことができない。
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