桑田佳祐出演!熊坂出監督の長編最新作「茅ヶ崎物語」完成
2017年6月12日 15:00
[映画.com ニュース] 「パーク アンド ラブホテル」で日本人初となるベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出監督が、長編最新作「茅ヶ崎物語 MY LITTLE HOMETOWN」を完成させ、6月25日に第6回茅ヶ崎映画祭の特別招待作品としてワールドプレミア上映されることが決定した。映画には、神奈川県同市出身の桑田佳祐をはじめ人気若手俳優の神木隆之介、野村周平が出演していることも明らかになった。
今作の製作のきっかけとなったのは、洋楽ポップスの一流プロモーターで、日本一のレコードコレクターでもある宮治淳一氏の存在がある。小・中学校時代、桑田と同級生で、「サザンオールスターズ」の名付け親であることも知られている。数々の音楽人を輩出し、多くの文化人ともゆかりの深い茅ヶ崎の芸能史を、自らの手で執筆・編纂するという作業を数年前から密かに始めていた宮治氏。昨年、桑田が還暦を迎えるに際し、茅ヶ崎と芸能との関係性、その謎を探る映像作品を制作し、プレゼントしようと思い立ったそうで、より多角的に茅ヶ崎をとらえるために日本を代表する人類学者・中沢新一氏、そして熊坂監督に協力を依頼したという。
完成した映像を見た桑田は、このサプライズプレゼントに感銘を受けていたそうで、その反応に呼応するように宮治氏、中沢氏ともに、さらなる茅ヶ崎探訪の欲求が高まっていた。というのも、それぞれのアプローチで始めた作業が進んでいくうち、両人ともに茅ヶ崎を代表する音楽人のひとりである“桑田佳祐”の存在を掘り下げていかざるを得ないと感じ始めていた。茅ヶ崎をたどることで桑田へと行き着き、さらにその先に日本人の心までも垣間見るという予想だにしなかった方向へと導かれていくことを予感した2人は、この作品を発展させて1本の映画作品として一般公開を目指していくことになる。
こうして作品づくりは本格化していき、茅ヶ崎を象徴するといっても過言ではない加山雄三へのインタビューなどを敢行。そして、高校生時代の宮治氏の記憶をもとに、桑田の出演による衝撃的なクライマックスシーンも撮影されることになった。
同作は6月25日にイオンシネマ茅ヶ崎で開幕する茅ヶ崎映画祭で初披露後、7月21~23日に全国の主要12都市15館で特別上映されることも決定している。上映館はユナイテッド・シネマ札幌、TOHOシネマズ仙台、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOヒルズ新宿、イオンシネマ茅ヶ崎、横浜ブルク13、TOHOシネマズららぽーと船橋、ユナイテッド・シネマ浦和、ミッドランドスクエアシネマ(愛知)、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、TOHOシネマズ西宮OS、広島バルト11、T・ジョイ博多。
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