パーク アンド ラブホテル
劇場公開日 2008年4月26日
解説
短編映画「珈琲とミルク」でPFFアワード3冠を受賞した熊坂出監督が長編映画に初挑戦し、2008年ベルリン国際映画祭で最優秀新人賞に輝いたハートフル・ドラマ。亡き夫が遺したラブホテルを営んでいる孤独な女性・艶子と、ラブホテルの屋上にある小さな公園に集まった世代や境遇の異なる女性たちとの心の交流を生き生きと描き出す。女優としても活躍するシンガー・ソングライターのりりィが、圧倒的な存在感で主人公・艶子を演じる。
2007年製作/111分/日本
配給:マジックアワー
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映画「パークアンドラブホテル」(熊坂出監督)から。
2008年ベルリン国際映画祭で最優秀新人賞を
いただいた作品なので、是非、観たかった映画の1本であった。
確かに、今まで観てきた映画とはちょっと違った気がする。
ラブホテルを経営している女オーナーが、
その屋上を、地域の人たちに開放して公園にしている。
その発想が面白かったし、夕方、そろそろ閉めますよ、と
利用者に声をかけるシーンが特に印象に残った。
「はいはい、日が暮れたら、人間は帰るものなの」
「は〜い、お月さんが、おはようって言ってますよ」
昔、近くの公園で遊んでいるこども達に、
それぞれのお母さんが迎えにくるシーンが蘇った。
「〜ちゃん、夕ご飯ですよ」に代表されるように、
母親が呼びにくるまで、子どもたちは遊びまくっていた。
それを合図に、みんなしぶしぶ家路につくのだが・・。
今は、子どもたちが遊びまくる場所がない。
あっても、公園の隅で、電子ゲームしているかもしれないが。(汗)
りりィをリアルタイムでは知らないもので・・・
挿入音楽にこだわればどうにかなってたかもしれないが
屋上に公園があるホテルというシチュエーションのみ、でした。
映画に対峙する、
私のココロの緊張感が足りなかったのかもしれませんが。
センシティブな方がご覧になれば、もっと
感じるモノがビンビンなのかもしれません・・・
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