Netflix映画「オクジャ」がまたも冷遇 カンヌに続き韓国興行からも締め出し
2017年6月11日 12:30
韓国最大手の映画館チェーンCJ CGVに続き、2番手のロッテ・シネマ、3番手のメガボックスがこのほど、同作の上映ボイコットを決定。米バラエティによれば、韓国にあるスクリーン数のうち、CJ CGVが39%、ロッテ・シネマが31%、メガボックスが23%を占めており、合計で全体の93%におよぶ。
同作は、5月の第70回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に入選したものの、フランスでの劇場公開が確約されず、仏興行界が猛反発。映画祭側の交渉も実らず、開幕時点で授賞の可能性が否定されただけでなく、来年からはフランスでの劇場公開がコンペ入選の条件となるなど、一大論争へと発展していた。
韓国での上映拒否も、Netflixが掲げる劇場公開と同日にオンライン配信を開始する姿勢が原因だ。韓国では、ストリーミング開始は劇場公開から3週間以降と定められており、CJ CGVはこのタイムラグについて「韓国における重要な商慣習」だと主張し、Netflixの同日配信のポリシーが韓国の興行システムを妨害すると非難している。
韓国で配給を担当するネクスト・エンターテインメント・ワールドは、Netflixの同日配信ポリシーに添えるよう、独立系興行主との交渉を進める意向だ。
ブラッド・ピットの映画製作会社プランBが手がけた同作は、多国籍企業から追われるオクジャという巨大生物を、少女・ミジャ(アン・ソヒョン)が危険を冒しながら守る姿を描いたSFドラマ。ティルダ・スウィントン、ポール・ダノ、ジェイク・ギレンホールら豪華ハリウッド俳優が出演した。6月29日からNetflixで全世界同時オンラインストリーミング開始。
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