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ディーン・フジオカ死角なし!女性陣満場一致で「騙されてあげようと思う」

2017年6月9日 05:00

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直木賞作家・井上荒野氏の長編小説を映画化
直木賞作家・井上荒野氏の長編小説を映画化

[映画.com ニュース]俳優のディーン・フジオカが6月8日、東京・角川シネマ新宿で行われた、主演映画「結婚」の完成披露試写会に、共演の柊子、中村映里子松本若菜安藤玉恵萬田久子貫地谷しほり、メガホンをとった西谷真一監督とともに出席した。

直木賞作家・井上荒野氏の長編小説を映画化した本作は、結婚を求めて騙された女たちと、騙した男が抱える秘密と悲しみを描く。完璧なビジュアルと知性、大人の色気を武器に女性たちを翻ろうする結婚詐欺師・古海健児を演じたフジオカは、「犯罪者なのでどうしたものかなと。結婚詐欺は犯罪です(笑)」と冗談交じりに語り、「でもそうなった理由があって。役を掘り下げていくなかで、共感できる部分、放っておけない部分があった。関わりたくはないけれど目をそらすことができない、そういう魅力的なキャラクターになったらいいなと思い、作品に関わらせていただきました」と役に対する思いを明かす。すぐさま司会が、「ディーンさんになら、騙されてもいいって思いますよね?」と呼びかけると、客席は一斉に「はーい!」。フジオカは、照れ笑いを浮かべていた。

フジオカへのラブコールは、客席のみならず女優陣からもあがっていた。柊子はフジオカとのダンスシーンを例にあげ「優しくて。本当にありがとうございましたという気持ちです。全部ゆだねちゃいました」と紳士な姿勢に感謝。さらに、「いつもかっこいい。変なところが見れると思ったのですが、常にディーンさんはディーンさん。古海さんとして現場にいた。仮面を外してやろうかなと思ったのですが(笑)。それだけプロフェッショナル」(中村)、「常にディーンさんのままなので、『歯に青のりとかついてないかな?』と見たのですが、まったくないんですよ! 常に完璧で、紳士に接してくださった。惚れてまうやろ、みたいな」(松本)と次々絶賛する。

貫地谷も「本当にさわやかすぎて。みんなと一緒で腹黒いところがみたかった」と強く同調すると、フジオカは「あほを見せる暇がなかったですね」と恐縮することしきり。さらに、フジオカの魅力を問われた萬田が「一言では言えないけれど、ディーンの遠くを見ているようなところが好きなんですよね。そこが結構女性のハートをね、『私を見て』みたいな。テクニックではないんでしょうけどね。生まれ持った魅力。ディーンが結婚詐欺師だったら、結婚詐欺師とわかっていても、騙され続けてあげようと思う」と力説すると、女優陣と客席の女性たちが深くうなずいていた。

また、西谷監督は「ディーンさんとは3度目ですが、これからの日本映画界を背負っていく可能性のある人だなと心から思いました。未知数なところは多々ありますが、一本筋が通っている。地に足のついた役者さんにはめったに出会わないが、会う度に成長されている。今回もみごとにクリアした」と、“俳優ディーン・フジオカ”に惚れ込んでいる様子だった。「結婚」は6月24日から公開。

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