マドンナの伝記映画、パリス・ジャクソンが主演候補
2017年5月12日 12:00

[映画.com ニュース] 故マイケル・ジャクソンさんの娘パリス・ジャクソンが、歌手マドンナの伝記映画「ブロンド・アンビション(原題)」の主演候補に挙がっていることがわかった。
現在19歳のパリスは、昨年あたりからメディアへの露出が増えており、今年初めにシャネルの広告写真でモデルを務めた際には、髪をブロンドにブリーチし真っ赤な口紅&太眉メイクでポーズをとる姿が、若かりし頃のマドンナに瓜二つと大きな反響を呼んだ。先日出席したMETガラやMTVムービーアワードでのファッションが話題になるなど、レッドカーペットイベントでの注目度も急上昇中だ。
映画「ブロンド・アンビション」は、ブレット・ラトナーのラットパック・エンターテインメント、マイケル・デ・ルカ・プロダクション、ベルビュー・プロダクションが製作。英ミラー紙によれば、プロデューサー陣はマドンナ役としてパリスを熱望しており、出演交渉を進めているという。
エリーズ・ホランダーが執筆した本作は、製作前の優秀脚本を選ぶ2016年版“ザ・ブラックリスト”で1位に選出された作品。1980年代の米ニューヨークを舞台に、女性は消耗品と考えられていた音楽業界において、マドンナがファーストアルバムのリリースにこぎ着けるまでの葛藤と、その当時のロマンスを描いている。
作品のタイトルは、マドンナが1990年に行ったコンサート「ブロンド・アンビション・ツアー」からとったもの。このツアーは、ジャン=ポール・ゴルチエのデザインによるコーン型ブラジャーの衣装をはじめ、セックスと宗教をテーマにした演出が世界的に物議を醸したが、興行面で大成功を収めた。
なお、マドンナはこの企画を承諾しておらず、先日インスタグラムに批判的なコメントを投稿していた。しかし、親友だったマイケルさんの娘であるパリスについては、以前からファンだと公言していることから、プロデューサー陣はパリスが主演すれば、マドンナが映画に協力してくれるのではと期待を寄せているようだ。
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