大野拓朗、船越英一郎邸に居候経験あり!師弟愛にじませる
2017年5月10日 00:00

[映画.com ニュース] ネコ×時代劇という異色コラボが話題をさらった、「猫侍」シリーズのスタッフが再結集した映画「猫忍」の完成披露試写会が5月9日、都内で行われた。主演の大野拓朗をはじめ、共演の船越英一郎、メガホンをとった渡辺武監督、出演したネコの金時が舞台挨拶に出席した。
幼いころに父親と生き別れ、愛を知らずに生きてきたイケメン忍者・陽炎太(大野)が、父の面影がある太った猫を父上と名付けて飼い始める“癒し系エンタテインメント”。映画初主演を飾った大野は、満場となった客席を見渡し「本当に、本当にありがとうございます。感無量です」と声を絞り出し、深々と頭を下げた。
さらに今作が、6月17~26日に開催される第20回上海国際映画祭のパノラマ部門に出品されることが発表された。まさかの吉報に、大野は「ええ~!?」と驚がく。それでも「岡田准一さん主演の『追憶』も呼ばれているような映画祭です。すごいですね」と大喜びで、「『追憶』と『猫忍』……。ありがとうございます!」と声を弾ませていた。
また大野は、陽炎太の父親を演じた船越との絆を告白。「本当に船越さんにはお世話になっているんです。僕は初めて連続ドラマに出演した時に、埼玉の実家から車で通っていました。往復がしんどくて、東京で家を借りようと思っていると船越さんにお話したら、『じゃあうちに泊まれよ』と。船越さんが大量の高級衣装を置いている部屋で、1クール居候させていただいていたんです」と振り返った。
しかしある日帰宅すると、閉めたはずの鍵がかかっていないことがあったという。「泥棒!? 船越さんの高級衣装が盗まれる」と思った大野は、戦う覚悟で扉を開けたそうだが、「開けたら船越さんが雑巾がけしていて、『おう、拓朗。まだロケあるんだろ? やっとくから』」。これに対し、船越が「どうせ掃除なんてしていないだろうと思っていましたが、案の定ものすごいことになっていた(笑)。同じ道を志す若者というか、拓朗のキラキラした目で『俺は役者になるんです!』と言われると、何でもしてやろうと思うんです」としみじみ語ると、大野は「居候が終わって、お礼を言いましたが『俺にお礼なんか言う必要ない。俺も先輩にそうしてもらったから、お前に後輩ができたら同じことをやってやれ』と。本当に素敵な言葉を頂き、ずっと心に残っています」と明かし、父子同然の深い絆を見せていた。
またこの日は、大野と金時が場内を練り歩き、観客と交流を楽しむひと幕もあった。映画「猫忍」は、5月20日から公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

てっぺんの向こうにあなたがいる
【ベスト“吉永小百合主演映画”の話をしよう】独断で選んだTOP5を発表! あなたの推しは何位!?
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

辛口批評サイト96%高評価!
【“大量殺戮”の容疑者は妻と4人の部下】前代未聞の心理戦を描く、超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

この映画ヤバい、ヤバすぎる…
【酸素残量はわずか10分、生存確率0%…】極限状況・驚がくの実話を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これめちゃくちゃ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!
「ターミネーター2」「ジュラシック・パーク」「アバター」等は、このシリーズがなければ生まれなかった?
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント