猫忍
劇場公開日:2017年5月20日
解説
猫と時代劇という異色コラボが話題を呼んだ「猫侍」シリーズのスタッフが、新たに猫と忍者をテーマに描いた時代劇コメディ。忍び込んだ屋敷で、生き別れた父・久世剣山によく似たデブ猫に遭遇した霧生忍者の久世陽炎太。その猫が秘伝「変化の術」で化けた父だと思い込んでしまった陽炎太は、父を元の人間の姿へ戻そうと、抜忍となって「秘伝の巻物」を探す旅に出る。しかし、抜忍となった陽炎太に、霧生忍者の魔の手が迫っていた。主人公の陽炎太役に、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などの大野拓朗。陽炎太の父親役を船越英一郎が演じるほか、佐藤江梨子、藤本泉、渋川清彦、鈴木福、永澤俊矢、柄本明、麿赤兒らが脇を固める。
2017年製作/95分/日本
配給:AMGエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2018年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
忍者の親子、息子は、父親が猫に変身して巻物と一緒に姿を消した、と思い込んでいた。
父親を探すため、抜け忍となるが・・・。
侍の次が忍者、次は?
佐藤江梨子が凄い上手い、酒場で啖呵を切る場面と非常に良い。つばめと桂木のやり取り毎回面白い。良い起こし方ぢゃ。
無駄にドキドキしない。に笑った。
2017年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
なのに1か月も経たないうちに、ほとんどの映画館で上映終了!どういうことだぁ~!!
ちょっと制作側は「猫侍」のネームバリューに頼りすぎたのでは………………………………もっと宣伝を頑張って欲しかった。
ドラマ版から観ている身にとっては納得の出来栄えでした。父上の正体が明らかになった時に、陽炎太が一瞬も迷わなかったのが嬉しかったです。
クライマックスでもう1回くらい戦いのシーンがあっても良かったかなとも思いますが、そこをやらずに終わらせちゃうのもゆるーい世界観の一環なんでしょうね。
ネタバレになりますが、終盤満を持して登場した久世剣山に、陽炎太と燕がスッとひざまずく画がとても綺麗でカタルシスでした。
テレビドラマ版を含め、もっとたくさんの人に観てもらいたい作品です。
【賛否両論チェック】
賛:圧倒的な存在感を見せる猫達の魅力に、打ちのめされる(笑)。「変わることの大切さ」を問うストーリーにも、それとなく考えさせられる。
否:チャンバラシーンが極めて少なく、展開もご都合主義でコメディタッチなので、好き嫌いは非常に分かれそう。
忍者モノの時代劇ではありますが、メインはあくまでも“猫”。その迫真の名演技(?)には思わず圧倒され、胸キュンすること間違いなしです(笑)。
そうした猫達の癒しと同じくらいに、作品を通して伝わってくるのが、「変わるということの意義」というテーマです。父の変化(へんげ)を受け入れ、元に戻すために出奔した主人公もしかり、そんな彼らに影響され、少しずつ変わっていく紅葉や燕、そして里の者達の姿から、「変わっていくことの大切さ」が問われているようです。暗くならない明るい雰囲気の中で、生きる上での普遍的なテーマを投げかけてくるのが、とってもステキです。
チャンバラシーンも想像以上に少なく、展開もかなりコメディテイストなので、好みは分かれるかも知れません。それでも、そんなことはこの際関係ないほど、圧倒的な魅力を振りまく猫達の存在感を、是非体感してみて下さい。