永瀬正敏、写真展「flow」開幕 「光」カンヌ決定の一報は小豆島で聞いた
2017年4月29日 19:20
[映画.com ニュース] 「光」(監督・河瀬直美、5月27日公開)に主演する永瀬正敏の写真展「flow」が4月29日、香川・小豆島の「二十四の瞳映画の村」に新設されたギャラリー「Gallery KUROgO」で開幕。永瀬が村内の映画館「松竹座」で記念のトークイベントを行った。
写真展は開村30年を記念して、駄菓子屋だった家屋をリニューアルしたギャラリーが会場。永瀬が、失明の危機にある弱視の元カメラマンを演じた「光」の公開とタイミングがあったことから、劇中に登場する写真を集めた個展を開催することとなった。「小豆島と言えば、『二十四の瞳』ですから、最初は靴とか、双子とかペアになるものを12個撮ったらどうだろうかと考えました。でも、考えているうちに時間が経ってしまって……。そんな時に『光』の写真を、と思って、監督に許可をもらったら、『素晴らしい』と言ってもらえたんです」と永瀬。
小豆島滞在は3度目。1度目は昨年7月15日、アーティストのヤノベケンジ氏とコラボした展覧会「ヤノベケンジ シネマタイズ」(高松)を開催した時で、この日はくしくも誕生日だった。2度目はこの写真展の準備。4月13日発表の第70回カンヌ国際映画祭(5月17~28日)のコンペティション出品決定の一報は、ホテルの部屋で聞いた。
「朝早くに電話が鳴って、名前を見たら、河瀬さんだったんですよ。『決まったよ、カンヌ』って。監督はずっと号泣していたんで、僕は『よかったですね』としか言えなかったですね。監督が真摯に映画に向き合って作った作品。決意や思いが入っている。河瀬監督だから、新作を作る度にカンヌに行けると思われる方もいるかもしれませんが、そんな甘いものじゃないんですよ。世界から20本しか選ばれないわけですから。しかも、今回は第70回の節目で、そうそうたるメンバーばかりですからね」と話した。
誕生日に、カンヌ決定と、小豆島は験がいい。今年の誕生日も同所でトークイベントを予定している。「いいですね、小豆島。実は昨日もあって、いいことがありました。まだ言えないんですけども…。ここに住んじゃいたいくらいです。そこら辺に小屋でも建てさせてもらってもいいですか」と言って、会場を笑わせた。
観客の中には、東京や神奈川から訪れたファンも。永瀬は2回のイベント終了後は午後5時の閉村まで、サインや写真撮影にも快く応じていた。「小豆島は、パワースポットですね」と永瀬。2泊3日の滞在で、新たな活力を得たようだ。
写真展「flow」は125点を展示するほか、雅哉の自室を再現したコーナー、劇中に登場する愛用の二眼カメラ「ローライフレックス」、中森雅哉名義の写真集「flow」、盲目状態を体感するために着用していた特殊なゴーグルも見ることができる。4月29日から8月31日まで開催される。
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