吉本新喜劇・浅香あき恵、映画初主演も「不細工やなあ」 監督の称賛には雄たけび
2017年4月21日 19:12

[映画.com ニュース]吉本新喜劇の浅香あき恵が芸能生活40年で初めて映画主演を果たした「ありえなさ過ぎる女 被告人よしえ」が4月21日、沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」のTV DIRECTOR’S MOVIE部門で上映された。
浅香はこの日、共演の光宗薫、仁科克基、ぼんちおさむ、相島一之、北村誠之監督とともに、那覇・桜坂劇場での舞台挨拶に登壇。「自分の顔をアップで見ると、『不細工やなあ』と思った。初めて主演をさせてもらって嬉しかったし、女優気分も満喫させてもらった。せやけど、ひどいねえ」と謙遜してみせた。
メガホンをとった北村監督は、「あき恵さんのアップ、僕はめちゃめちゃかわいかったと思う」ときっぱり。雄たけびをあげて喜んだ浅香は、「60歳になってから、いいことづくめ。最近では7億円詐欺の女性にそっくりや! と言われるようになったの」と明かし、場内を喜ばせた。
映画は、60歳の独身女性・佐野よしえ(浅香)が3人の男性を殺害した容疑で逮捕されるところから始まる。死去した3人の男性は20代、30代、40代のイケメン。世間の風評とは裏腹に、よしえの証言は「3人の男性に惚れられ、4角関係のもつれによって殺しあった」と無罪を主張。担当する新人弁護士の綾子(光宗)はその主張をまったく信じていなかったが、接見を重ねるうちによしえの不思議な魅力に気づいていく。
仁科は、北村監督に「僕のキスシーン、長くないですか?」とクレームを入れた。浅香が「いややったん?」と怪訝な表情を浮かべると、「いやいや、そういうんじゃありません。でも、僕だけちゃんと映っていないし」とチクリ。北村監督は、「いろんなバリエーションがありますから」とフォローに回っていた。
「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」は、4月23日まで開催。
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