来日中のドゥニ・ビルヌーブ監督、「ブレードランナー 2049」ではグリーンバックをほぼ使用せず!
2017年4月14日 08:00
[映画.com ニュース]エイミー・アダムスと組んだSF「メッセージ」のプロモーションで来日中のドゥニ・ビルヌーブ監督が、次回作「ブレードランナー 2049」(10月27日公開)について語った。
SF映画の金字塔として名高い「ブレードランナー」の続編。前作に続きハリソン・フォードが続投するほか、ライアン・ゴズリング、ロビン・ライト、ジャレッド・レトらが加わる。前作の30年後が舞台となる本作では、新人ブレードランナーの“K”(ゴズリング)が、30年間行方不明となっていたデッカード(フォード)を探すという展開から物語がスタートするという。
ビルヌーブ監督は「実は何も話せないんだ……」と申し訳なさそうな表情を浮かべながらも「だが、編集はそろそろ終わりそうだよ。SFXの作業が膨大にあるんだが、その作業もね。今は音楽や音を付けているところなんだ。僕にとっても今までで1番大きな野心作、1番難しい作品になる。早く公開したい!」ともだえていた。
「『メッセージ』と『ブレードランナー 2049』には共通点があって、どちらもグリーンバックをほとんど使っていない」とこだわりを明かし、「なるべくカメラの前で、物理的にセットを組んだり車両を用意して、俳優も実際に触れながら、環境に身を置きながら車両であれば車両に乗りながら演技をしてもらうといった形で撮影している。超大作となる『メッセージ』『ブレードランナー 2049』とこういった形で撮ることができ、自分の夢がかなったようだよ」と本物志向の作品作りに手ごたえをにじませた。
「メッセージ」は、5月19日から、「ブレードランナー 2049」は10月27日から全国公開。