実在の殺人鬼カップルを題材にした「地獄愛」戦慄の予告編&場面写真公開
2017年4月13日 13:30

[映画.com ニュース]サイコキラー映画「変態村」(2006)のファブリス・ドゥ・ベルツ監督の新作「地獄愛」の予告編と、後に殺人鬼カップルと化す男女がひかれ合う様子や、それぞれが血しぶきを浴びた姿などを写した場面写真がお披露目された。
今作は、ベルツ監督の長編デビュー作「変態村」から約10年ぶりの新作で、ベルギーのアルデンヌ地方を舞台に狂気を描く「ベルギーの闇3部作」の第2弾。1940年代に約20人の女性を殺害し、電気椅子で処刑された実在の殺人鬼カップル、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスの事件を題材にした狂気のラブストーリーだ。
シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトで出会った男ミシェルと恋に落ちるが、ミシェルは女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師だった。それでもグロリアの愛が冷めることはなく、嫉妬心から詐欺被害者を次々と殺害するようになる。その様子に恐怖心を抱いていたミシェルだったが、いつしかその異常な愛を心地よく感じ、姉弟と身分を偽ってともに詐欺をはたらく道を選ぶ。
このほど公開された映像では、グロリアが、嫉妬と寂しさに苦しみ、狂気が芽生えるまでの様子を垣間見る事ができる。もがき苦しむ被害女性らの姿や、グロリアがテーブルに乗せた遺体をのこぎりで切り刻もうとする戦慄の場面が収められており、2人の歪んだ愛情が伝わる映像だ。
「地獄愛」は、7月1日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
(C)Panique / Radar Films / Savage Film / Versus Production / One Eyed - 2014
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