本田孝義監督初の劇映画「ずぶぬれて犬ころ」製作支援プロジェクトがスタート
2017年4月8日 06:00

[映画.com ニュース] 「船、山にのぼる」「モバイルハウスのつくりかた」などのドキュメンタリー映画を製作してきた本田孝義監督が、25歳の若さで他界した夭折の俳人・住宅顕信を描く初の劇映画「ずぶぬれて犬ころ」を製作するため、クラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」(http://eiga.com/official/motion-gallery/)で製作支援プロジェクトをスタートさせた。
住宅顕信(本名・春美)は1961年岡山県岡山市に生まれ、19歳の頃から自由律俳句(5・7・5の字数にとらわれない俳句)と宗教に興味を持ち、22歳の時に京都西本願寺で得度、浄土真宗本願寺派の僧侶となって法名を顕信とし、結婚する。23歳の時に急性骨髄性白血病を発症。入院中に長男・春樹が誕生するが離婚し、病室で育児を行う。入院中、俳句作りに没頭し、病状が回復して一時退院するが、87年2月7日に死去した。今年は没後30年にあたる。生前に281首の俳句を残した。
本田監督は顕信と同じ岡山県出身で、02年に精神科医・香山リカが顕信のことを書いた本に出会い、顕信の俳句を読み始める。14年に精神的に落ち込んでいたという本田監督は、「『ずぶぬれて犬ころ』という顕信の句が自分の中で蘇り、病を抱えながらも文字通り言葉に命を削った顕信の生き様や死に様を描くことで、もう一度顕信のことを広く伝えたい」と映画化を決意。最初はドキュメンタリー映画としての企画だったが、「故人のドキュメンタリー映画は撮影できることが限られる」ということで、劇映画製作に踏み切った。
原作は横田賢一の「生きいそぎの俳人 住宅顕信 25歳の終止符」(七つ森書館刊)で、脚本は歌人でもある山口文子が手がけた。6月にキャスティングを行い、9月に撮影、10月から12月に仕上げ作業を行い、2018年2月に完成、同年公開を目指している。
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