「ゴースト・イン・ザ・シェル」が気鋭の映像集団と映画業界初コラボ!“顔面ハック”映像公開
2017年3月23日 15:00

[映画.com ニュース] 士郎正宗氏によるSF漫画「攻殻機動隊」を実写化した「ゴースト・イン・ザ・シェル」が、映像クリエイティブカンパニー「P.I.C.S.」と映画業界初となるコラボレーションを行い、“フェイシャルマッピング”映像を製作した。
プロジェクションマッピング技術を応用し、顔面をキャンバスとして映像を投影するフェイシャルマッピング。海外ではデジタルメイクアップと呼ばれることもあり、最先端の映像表現として注目されている。今回の映像では、ある著名人の顔を“ハッキング”し、義体のような質感のものから芸者ロボなど、さまざまな映像を組み合わせて「ゴースト・イン・ザ・シェル」仕様に変身させている。
アートディレクターを務めたクワハラヒロト氏は「最初のフェイシャルハッキング(同氏によるフェイシャルマッピングの名称)製作時に私がテーマとしていたことは、日本の美意識、文化、哲学を核とし、作品を世界に発信しようということでした。これはテクノロジーだけでなく、日本古来の化粧文化や哲学と、現在日本のサブカルチャー、漫画、ジャパニメーションとの融合ということも含まれていました。このようなルーツを持つフェイシャルハッキングが今回、映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』に関わらせていただけるということに、深い感慨を覚えます」と参加の喜びを語る。
フェイシャルマッピング(デジタルメイクアップ)と本作には深い関連があるといい「『デジタルメイクアップ』というのは、すなわち『義体化』と例えることができると思います。ゴーストとは何か、個とは何か、という『攻殻機動隊』の本質的な問いは、『顔とは何か』と言い換えることもできるのです。『個、存在。それは、あいまいな記憶の集合体である』という『攻殻機動隊』の概念は、私のクリエイターとしての発想にも大きな影響を与えています」と独自の見解を述べている。
フェイシャルハッキングシステムのクリエイターであるポール・ラクロワ氏は「これまで、私たちは強烈なビジュアルイメージを世に出す、という点では成功していましたが、同時にその中にストーリーを織り交ぜて伝えるということを次のフェーズの課題としていました。今回のフェイシャルハッキングプロジェクトでは、『ゴースト・イン・ザ・シェル』の世界観、ストーリーを踏襲し、その世界の一部となるということに最大の楽しみがありました」と振り返っている。なお、今回の映像に登場した著名人の正体は、3月末に行われる本作のイベントで発表される予定だ。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された捜査官・少佐(スカーレット・ヨハンソン)が、捜査組織“公安9課”の仲間とサイバーテロ事件を捜査するさまを描く。4月7日から全国公開。
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