紗倉まな、断酒して執筆の第2弾小説「凹凸」発売「飲まない寂しさを主人公にぶつけた」
2017年3月18日 17:10

[映画.com ニュース] セクシー女優の紗倉まなが3月18日、2冊目となる小説「凹凸(おうとつ)」(KADOKAWA刊)の出版記念サイン会を都内の書店で開いた。
紗倉は昨年2月、アダルトビデオ業界で生きる女性たちを描いた「最低。」(同社刊)で小説家デビューし、購買層の約5割が10~20代の女性という支持を集めた。「64」などで知られる瀬々敬久監督による映画化(今秋公開予定)も決まり、「えっ、いいんですか?という感じでしたけれど、光栄なこと。私はアダルトの作品しか出したことがありませんが、映像という違う形で発表され、世の中の人に見てもらえるのは本当にうれしい」と感激の面持ちだ。
前作の出版後からテーマを決めていたという「凹凸」は、両親が離婚し母子家庭で育った自身の体験をベースに、父性と母性を対比させながら女性の性と愛を描く内容。昨年12月から正月休みなどを利用して集中的に執筆したそうで、「前作は短編だったので区切りをつけやすかったけれど、今回は長編でひとつの家族を掘り下げていく上で言葉に肉付けをするのがすごく難しかった。書きすぎて量が膨らみ、削る作業も大変でした。ギリギリまで手掛けていたので、達成感があります」と振り返った。
前作では、酒を飲みながら書くこともあったそうだが「去年の夏に、朝起きたら家がヤバいくらいに荒れていて、隣の人も冷たくなった。覚えていないけれど、きっと騒いだんでしょうね。酒には懲りたので、今回は健全に書きました」と苦笑い。それでも、「飲まなかったことで寂しかったので、その思いを主人公にめちゃくちゃぶつけました」と明かした。
そして、「女性の方でも読みやすいように書いたし、主人公も私と近い年齢なので共感してもらえると思う」と期待。いずれは文学賞も、という質問には「絞り出して書いたので、次の目標はまだあるわけではないけれど、書き続けることが大事だと思っています。もらえるものは頂きたいですけれどね」と色気を見せていた。
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