神山健治監督作「ひるね姫」世界40の国と地域で公開決定!
2017年3月18日 16:35
[映画.com ニュース] 神山健治監督によるオリジナル長編アニメ「ひるね姫」が3月18日、全国232館で公開された。神山監督をはじめ、声優を務めた高畑充希、満島真之介、江口洋介、高橋英樹、前野朋哉が東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶に立った。
「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」で知られる、神山監督の5年ぶりとなる長編作。東京オリンピックの開幕が目前に迫った2020年の岡山を舞台に、居眠りばかりしている女子高生・森川ココネが、いつも見る不思議な夢を通して家族の秘密に迫っていく姿を描く。この日は、北米をはじめ、世界40の国と地域での公開が決定したことが発表された。今作がクロージング作品として上映されるニューヨーク国際子ども映画祭に参加するため、19日に渡米する神山監督は「スタッフを代表してがんばってきます」と意気込みを述べた。
3月18日は「世界睡眠デー」のため、「快眠方法」を問われた高畑は、「3秒で寝れるタイプなので、一瞬なんですよね。現場の合間もすぐに寝ちゃうから、顔の下に何かを敷こうと考える暇がない。顔に畳やボタンの跡をつけて、よく怒られる」と告白。共演陣も、「僕は3秒もいらない。しゃべりながら寝ちゃっていることがある」(満島)、「俺も意外と2秒で寝れるタイプ」(江口)、「僕は5秒くらい」(前野)、「2、3、5秒ときたので、私は4秒くらいですかね」(高橋)と言い、客席を驚かせた。
また、3月20日に51歳の誕生日を迎える神山監督に、サプライズでバースデーケーキが贈られる一幕もあった。バースデーソングの大合唱で祝福された神山監督は「びっくりして……はい、ありがとうございます」と照れ笑い。高畑が「神山さんの頭の中は宇宙みたい。それを少しのぞけて、参加までできて幸せでした。この壮大なラブレターが娘さんに届け」と書かれた色紙をプレゼント。神山監督は、「すごい、ありがとうございます」と喜び、「娘が『水色のランドセルが欲しい』と言ったことがあって。劇中に水色のランドセルを出したんです。スタッフから『なんで水色なんですか?』とツッコまれたのですが、『いいじゃない』とごまかしていた(笑)。見終えた後、娘から『ランドセル水色だったね』とメールがきました」と、愛娘とのエピソードを明かしていた。
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