「変態村」監督の新作「地獄愛」7月公開 殺人鬼カップルの狂気の愛
2017年3月15日 17:00

[映画.com ニュース] サイコキラー映画「変態村」(2006)のファブリス・ドゥ・ベルツ監督の新作「地獄愛」が、7月1日に公開することが決定、このほどポスタービジュアルがお披露目された。
ベルツ監督の長編デビュー作「変態村」から約10年ぶりの新作。1940年代に約20人の女性を殺害、後に電気椅子で処刑された実在の殺人鬼カップル、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスの事件を基に作られた狂気のラブストーリーだ。オースティン・ファンタスティック映画祭2014で最優秀作品賞含む4冠、ベルギーのアカデミー賞といわれるマグリット映画賞2016では最優秀撮影賞ほか3部門を受賞した。
ベルツ監督は、「変態村」にも出演したローラン・リュカを主演に、ベルギーのアルデンヌ地方を舞台とした狂気を描く3部作を撮影することを予定しており、「どのようにすれば観客とキャラクターが共鳴するかを考えた。その答えが狂気の愛だった」と本作についてコメントしている。
シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトを通じてミシェルという男に出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師であった。グロリアは娘を放棄するほどミシェルを付け回し、二度と自分から離れないように強要する。ふたりはその異常な愛を心地よく感じ、兄弟と偽り共に結婚詐欺をする道を選び、やがて未亡人を次々と殺す狂気へと変わっていく。
「地獄愛」は、7月1日から新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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