ディズニー実写映画版「ムーラン」に「クジラの島の少女」のニキ・カーロ監督
2017年2月16日 12:00

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーが製作する実写映画版「ムーラン」の監督が決定した。米ハリウッド・レポーターによれば、勇者伝説を信じるマオリ族の少女を描いた映画「クジラの島の少女」(2002)のニキ・カーロがメガホンをとる。
ディズニーが製作費1億ドル以上の大作に女性監督を起用するのは、ファンタジー小説「五次元世界のぼうけん(原題:Wrinkle in Time)」の映画化を進めているエバ・デュバーネイ監督に続き2人目となる。ニュージーランド出身のカーロ監督は、メキシコ系アメリカ人のコミュニティを舞台に、高校の弱小陸上部の成長を描いたディズニー映画「McFarland, USA」(2015/ケビン・コスナー主演)でメガホンをとっている。
「ムーラン」は、フン族の軍勢に苦しむ古代中国を舞台に、皇族の一人娘であるムーランの活躍を描く物語で、1998年に製作されたアニメ版は世界興収3億0430万ドルを記録した。実写版の製作が発表されてから、ムーランは戦士となる中国人女性であることから、白人女優を起用しないよう要求するオンライン嘆願が注目を集めていたが、ディズニーはオリジナルに沿ってキャスティングすることをファンに約束。ヒロインを含む主要キャラクターについて、中国でオーディション選考していく方針だ。
ディズニーは当初、ハリウッドで最も成功しているアジア人のひとり、アン・リー監督に実写版のメガホンをオファーしていたが、リー監督はスケジュールの都合により契約を見送った。このほどカーロ監督の抜てきに合わせて、ディズニーは「グリーン・デスティニー」「LOVERS」などを手がけてきた香港出身の大物プロデューサー、ビル・コンを製作総指揮として迎えたことも明らかになっている。
なお、同じく「ムーラン」の実写映画化を進めている米ソニー・ピクチャーズもアジア人監督を希望していたが、先ごろ「ゲーム・オブ・スローンズ」の演出家アレックス・グレイブスが監督することが決定した。
カーロ監督は、ジェシカ・チャステイン主演の新作「The Zookeeper's Wife(原題)」が3月31日から全米公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
感情ぐっちゃぐちゃになる超オススメ作!
【イカれた映画を紹介するぜ】些細なことで人生詰んだ…どうにかなるほどの強刺激
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
年末年始は爆発・秒殺・脱獄・名作!!
【全部無料の神企画】今年もやるぞ!ストレス爆散!!劇的チェンジ!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー