行定勲監督、「クー嶺街少年殺人事件」現場に立ち会っていた!「映画の原風景、唯一無二の映画」
2017年2月15日 17:00

[映画.com ニュース] 236分のデジタルリマスター版で25年ぶりにスクリーンに復活する、台湾の巨匠エドワード・ヤンの傑作「クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」。撮影当時、偶然現場に立ち会っていたという行定勲監督が、貴重なエピソードと本作に対する熱い想いを語ったインタビュー映像が公開された。
行定監督は、当時、手伝いをしていた林海象監督の依頼で、音声機材を届けに行った先が同作の現場だったそう。「何も知らずに、私はあの撮影現場にいた。その時は、台湾映画史に残る傑作映画になるとは分かるはずもなかった。もう一度あの日の現場に戻って、もっといろいろなものを見たいと思った。 自分の現場もあの日のような空気感になっているだろうかと、今でも考える」と振り返り、『クー嶺街少年殺人事件』は、僕にとって“映画の原風景”である。偶然では作れない緻密な作品だが、ある少年の青春の一瞬を偶然にとらえた奇跡の映画でもある。唯一無二の映画だ」と物語の強度を熱く語っている。
映画は1960年代の台湾・台北で、不良少年グループがひとりの少女をめぐって対立し、ついには殺人事件へと発展してしまうまでを描く。3月11日から角川シネマ有楽町ほか全国順次公開。
(C)1991 Kailidoscope
関連ニュース




「ルノワール」あらすじ・概要・評論まとめ ~うつろう1980年代を背景に、少女のまなざしを通じて描く“大人になること”~【おすすめの注目映画】
2025年6月19日 10:30

映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)