長澤まさみ「SING」で歌声披露&スキマ大橋、大地真央と“歌ウマ動物”に!
2017年1月30日 05:00
[映画.com ニュース] 世界中のヒットナンバーが60曲以上も使用される長編アニメ「SING シング」の日本語吹き替え版の新たなボイスキャストが発表された。長澤まさみ、音楽ユニット「スキマスイッチ」の大橋卓弥、お笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司、大地真央といったバラエティ豊かな顔ぶれに加え、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、谷山紀章、水樹奈々といった実力派声優陣が歌に自信を持つ動物たちを演じることがわかった。
「ミニオンズ」のユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンタテインメントがタッグを組んだ本作では、倒産寸前の劇場で支配人を務めるコアラのバスター・ムーンが、大規模な歌のオーディションを開催し、経営を立て直そうとするさまが描かれる。日本語吹き替え版ではムーンをお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良が務め、世界で唯一歌唱シーンも含めた“全編吹き替え版”で製作されることでも話題を呼んでいる。
ミュージカル「キャバレー」で歌姫を演じるほか、「君の名は。」でも声優を務めている長澤、宝塚歌劇団出身の大地、“歌ウマ芸人”としても人気を博す斎藤、伸びやかで圧倒的な声量を誇る大橋ら、磐石の布陣がそろった。長澤はロックミュージシャンでヤマアラシのアッシュに扮しオリジナル曲に挑戦、斎藤はダンスと歌の名手でブタのグンター役でレディー・ガガの代表曲「バッド・ロマンス」を披露、ゴリラのジョニーを演じる大橋はサム・スミスの名曲「ステイ・ウィズ・ミー」を歌い上げている。大地は、往年の歌姫でヒツジのナナに扮する。さらに山寺がネズミのマイク、坂本がブタのロジータ、田中がムーンの部下でトカゲのクローリー、宮野がムーンの友人でナナの孫エディ、谷山がアッシュの相方ランス、水樹がアッシュの恋敵ベティとして参加する。
日本語吹き替え版の本編映像も2種類公開。1本目では、アッシュ(長澤)が相方で恋人のランス(谷山)とベティ(水樹)の“浮気現場”を目撃してしまうシーンが描かれる。一緒にオーディションを受けるが、ランスだけが落選。アッシュはそれでも2人の夢のために奮闘していたが、ランスがベティとセッションを重ねている姿を見つけてがく然とする。長澤は、「あたしはあんたのためにやってるんだよ、ランス。あんたとあたしのために!」と2人を追い出すパワフルな演技を見せている。ハリウッドアニメ映画の吹き替え声優に初挑戦となったが、「この映画は、世代を超えて名曲やヒットソングが沢山盛り込まれているので、世代を超えて楽しめるところが魅力の一つです。アッシュ自身が自分の殻を破って曲を作り上げるという内容になっているので、それに自分も気持ちが乗れたかなと思いました」と見どころを絡めてアフレコを振り返っている。
2本目では、ムーン(内村)がエディ(宮野)を連れてナナ(大地)を訪ね、資金援助を申し出るシーンが描かれる。大地が「これはついてること。役立たずの孫とあの三流劇場のお友達に会えるなんて」と高圧的な演技を披露し、オーラをかもし出している。ムーンを軽妙に演じた内村とのギャップが笑いを誘う内容だ。大地は「とっても夢があってポジティブな気持ちになれる映画です。動物たちを人間に置き換えてみても、『あぁこういう人いるな』という風に楽しいですし、とにかく動物たちがかわいくて、前向きで、愛すべきキャラクターたちです」とアピールしている。
「SING シング」は、3月17日から全国公開。
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