木南晴夏、河合美智子の病状回復に安堵の表情「本当に安心しました」
2017年1月30日 16:00
[映画.com ニュース] 一青妙のエッセイを実写映画化した日台湾合作「ママ、ごはんまだ?」に主演する木南晴夏が1月30日、東京・目黒の大円寺に晴れ着姿で登場し、ヒット祈願を行った。大円寺でのヒット祈願は、TVドラマ「家族八景」以来2度目となった木南。自身の晴れ着姿については「以前より大人になったなという印象で、着物の選び方も変わりましたね。今回は渋めの色にしてみました」と説明した。
本作は、「能登の花ヨメ」「劇場版 神戸在住」などで知られる白羽弥仁監督がメガホンをとり、石川・中能登町の町制10周年記念事業として製作。一青妙と、妹・窈のルーツである中能登町や台湾などでロケを敢行し、料理を通じて母と子、家族の血縁を確かめていくさまを映し出した。木南は妙、藤本泉が窈を演じるほか、甲本雅裕、春風亭昇太、河合美智子らが共演し、窈が主題歌「空音」を書き下ろしている。
現役の女優である妙を演じるにあたり「女優さんを演じると意識したというよりは、原作者の方を演じる点にプレッシャーを感じました」と述懐。「長編作品の主演は2度目。私を選んでくださった製作者の思いに応えたい」という意気込みで撮影に臨み、「私自身は末っ子。両親に対して『自分は愛されてるのか?』と疑問に思ったことがないくらい、無償の愛を注いでもらったので、姉から聞いた話を参考したりしていました」と役づくりのこだわりを語った。
2016年8月に脳出血を発症し、現在は快方に向かっている河合について問われると、「撮影が終わって半年後にご病気になったとお聞きしました。撮影中は本当にお元気。いつも大きな笑顔でいらっしゃって、現場の空気づくりも担ってくれていました。回復されて本当に安心しました」と安堵の表情を浮かべた。さらに「監督に河合さんのご様子をお聞きする機会があって『すごく元気で、2人で飲みすぎました』と話してましたね」と述べ、再会を待ちわびている様子だった。
劇中には、辻調理師専門学校の協力・監修のもと作られた料理が多数登場するが、木南が特に気に入ったのは「おかゆ」だという。「日本のおかゆと違って、中華がゆは出汁がしっかり効いていて、全然飽きませんでした」と絶賛。料理は常に出来立てのものが撮影に使用されていたようで「『美味しい!』という芝居が必要ないほど」と素直なリアクションで演じていたことを明かしていた。
「ママ、ごはんまだ?」は、2月4日に石川県先行公開、2月11日から東京・角川シネマ新宿ほか全国で順次公開。