世論に訴えるため活動家がとった行動とは?C・マリガン「未来を花束にして」本編映像入手
2017年1月27日 15:00

[映画.com ニュース]キャリー・マリガン、ヘレナ・ボナム・カーター、メリル・ストリープの共演で、1910年代の英国で参政権を得るために戦った女性たちの生きざまを描く「未来を花束にして」の本編映像が、公開された。
洗濯工場で働くモード(マリガン)は、女性参政権運動を行うWSPU(女性社会政治同盟)に触発され、自らも運動を開始。何度も逮捕されて工場を解雇され、さらに子どもを取り上げられても“平等な権利”を得るために戦っていく。「17歳の肖像」でオスカー候補となったマリガンが、活動家へと変ぼうを遂げていくモードの心情を丹念に演じ、WSPUのリーダーと幹部に扮したオスカー女優のストリープとカーターが熟練の演技で支える。
実話をベースにした本作だが、今回公開されたのは、1913年に実際に起こった競馬場での事件をモチーフにしたシーン。イギリス国王ジョージ5世の所有馬がレースに出ると知ったモードや仲間のエミリー(ナタリー・プレス)は競馬場に赴き、WSPUの旗を国王の馬にかけて自分たちの存在を報道関係者に知らしめようとする。一方、WSPUの動きを察知したスティード警部(ブレンダン・グリーソン)は現地へ飛び、計画を阻止しようとする。映像は、エミリーが決意に満ちた表情でモードに「あきらめず戦い続けて」と告げ、レース真っ最中のコースに飛び出していく衝撃的なシーンで幕を閉じる。
マーティン・フリーマンが実在の画家を演じた「レンブラントの夜警」で知られるプレスが、身の危険をいとわず大儀を果たそうとする女性を熱演しており、本作で描かれる女性たちの気高い生きざまが象徴されたシーンとなる。くだんのシーンは、ロイヤル・ウィンザー競馬場で350人のエキストラと15頭の競走馬をそろえ、3日以上かけて撮影が行われたという。
「未来を花束にして」は、1月27日から全国公開。
(C)Pathe Productions Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2015. All rights reserved.
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