殺人鬼への復しゅうに燃える少女…シム・ウンギョン主演「少女は悪魔を待ちわびて」2月26日公開
2017年1月16日 17:00
[映画.com ニュース] 「怪しい彼女」「サニー 永遠の仲間たち」で注目を集めた実力派女優シム・ウンギョン主演の韓国映画「少女は悪魔を待ちわびて」(モ・ホンジン監督)が、大阪シネ・リーブル梅田で2月26日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で3月7日に封切られることが決定した。あわせて、ウンギョンの熱演をとらえた予告編、チラシビジュアル、場面写真が公開された。
父親を殺害され、犯人への復しゅうの機会を15年間待ち続けた少女の7日間の追走劇を描くサスペンススリラー。連続殺人犯ギボムは、7人を殺害した容疑で逮捕されたにも関わらず、証拠不十分のため、僅か15年で釈放されることに。父親をギボムに殺された少女ヒジュは、警察署でアルバイトをしながらギボムの出所を待っていた。だがついに出所日を迎え、ヒジュが復しゅう計画を実行しようと動き出した矢先、15年前の事件に類似する連続殺人事件が発生し、新たな事実が発覚する。
子役出身のウンギョンは、本作でスリラー映画に初挑戦。純粋でか弱い少女の一面と、犯人への復しゅうに燃えるダークな面を合わせ持つ複雑なキャラクターを演じ切り、韓国のアカデミー賞と言われる第53回大鐘賞映画祭で主演女優にノミネートされた。また犯人と対峙するシーンの撮影では、熱演のあまり、相手役の俳優を失神させてしまうハプニングもあったという。
一方、ヒジュに追われる殺人鬼・ギボムに扮したのは、「アジョシ」で悪役として存在感を放ったキム・ソンオ。本作では、ミステリアスな男を体現するため、16キロの減量を実行した。予告編は、そんなウンギョンとソンオの鬼気迫る演技をとらえており、ウンギョンは「悪魔が必要なの」と言って不気味な笑みを浮かべ、ソンオは刃物を手に鋭い眼光を放つ。2人の常軌を逸した佇まいが見る者を圧倒する。